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【こんにちは、
やあ、まだ生きていたんだね】
【さようなら、
これを言うのは、何回目だろう】
鏡を割る 頑なな瞳の奥は
血が溢れて仕様が無い
追い付けない、理想の果ては
果てなのだから届かない
【やあ、まだ迷っているのかい?】
生身のあたたかさが不快で...迷えど存在
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アタシをなぞる指先には
期待も何も答えもなくて
ただ、あぁ、これが
人間なんだと睨みつける
一夜二夜三夜
夜ごと繰り返しては
それは全くの意味の無い行為
だってアンタはアタシを好きじゃない
夢見て見過ぎて嘘付いて
そんなものに価値は無いのだろう...夜捨て人
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どんな事でもいい
偽の言葉を 優しい嘘を 聴かせてくれよ
弱み、辛み、寒気がする程の甘ったれた言葉でさ
耳を千切り 目を潰して 舌を噛んで
足場は崩れても、まだ、まだ、何故ここに立っている?
首を締める、その温かな指先は優しくて
君は生きている事を知らせてくれる優しい人
私の叫びを止め...愚かな幻
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自分の言葉をを噛み千切る
明けども明けども報われず
呪い呪ってはまた眠る
僕の願いなど届かなく、
ただ無価値なのか
君の温度を確かめる
日に日に背負う病の数
笑顔つくっては誤魔化して
語りかけるも返事は無く
君はほんとに眠ったまま...赤く染まる
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言葉を食べて、心を育て
成長して来た僕らは、何でこんなにも残酷に育ってしまっただろう
食べた言葉は呪いになって、どんどん心を蝕んでいた。
それを与えた大人達は素知らぬ顔で僕らを見る。
その醜悪な顔を僕らに向けて
鏡である僕らを嘲笑ってる。
それでも僕らは言葉を食べていくしかなかったんだ。
苦くても、...言葉を食べながら