絵を描くことも 曲を作ることも ずいぶん昔に諦めてしまった だから、 絵を描ける人と 曲を作れる人が すごくうらやましい そう思いながら、 小説を書いたり 詩を書いたりしてあがいている ・・・・・・人に見せられるほどのものではないのが難点 ○2次創作リスト 「ロミオとシンデレラ」全43話 原曲:doriko様 ジャンル:純愛もの 分量:約160ページ ※「on stage」全1話 原曲:なし ジャンル:初コンサートの初音ミク 分量:約20ページ弱 「ACUTE」全11話 原曲:黒うさ様 ジャンル:愛憎劇 分量:約50ページ 「Japanese Ninja No.1」全26話 原曲:デッドボールP様 ジャンル:変態どもが暴れ回るコメディ 分量:約250ページ 「ReAct」全14話 原曲:黒うさ様 ジャンル:愛憎劇(「ACUTE」の続編) 分量:約120ページ強 「神様なんていない僕らの」全3話 原曲:Polyphonic Branch様 ジャンル:青春を懐かしむ話(?) 分量:約30ページ 「茜コントラスト」全14話 原曲:doriko様 ジャンル:純愛もの 分量:約50ページ強 ※「39」全1話 原曲:sasakure.UK×DECO*27様 ジャンル:「on stage」の焼き直し 分量:約20ページ弱 「焔姫」全48話 原曲:仕事してP様 ジャンル:都市国家のお姫様と吟遊詩人の物語 分量:約310ページ強 「Alone」全7話 原曲:doriko様 ジャンル:悲劇 分量:約40ページ強 ※「焔姫2 プロット」全1話 原曲:仕事してP様? ジャンル:都市国家のその後(プロットのみ) 分量:約50ページ弱 「メモリエラ」全10話 原曲:yuukiss様 ジャンル:悲劇 分量:約100ページ 「Sol-2413」全6話(全3回) 原曲:ゆうゆ様 ジャンル:SF 分量:約30ページ 「ゴーストルール」全9話(全5回) 原曲:DECO*27様 ジャンル:不思議な女の子と出会うやさぐれ少年(?) 分量:約60ページ 「私とジュリエット」全13話 原曲:doriko様 ジャンル:「ロミオとシンデレラ」の続編 分量:90ページ弱 「水箱」全8話 原曲:Polyphonic Branch様 ジャンル:とある女性の過酷な日常 分量:約70ページ 「イチオシ独立戦争」全10話 原曲:ゆうゆ様 ジャンル:戦争もの(子ども兵) 分量:約60ページ 「アイマイ独立宣言」全19話 原曲:ゆうゆ様 ジャンル:「イチオシ独立戦争」の続編 分量:約160ページ強 「針降る都市のモノクロ少女」全17話(全20回) 原曲:TaKU.k様 ジャンル:復讐譚 分量:約170ページ 「ローリンガール」全8話 原曲:wowaka様 ジャンル:異世界転生 分量:約60ページ ※「※」は番外になります。 ※分量はそれぞれおまけを除いた上での文庫本換算です。作品によってかなり文章密度やおまけの分量にばらつきがあるため、ページ数のわりに長い・短い等があります。 小説投稿サイト「カクヨム」にてオリジナル小説の連載を初めました。 「フェルミオンの天蓋」 https://kakuyomu.jp/works/16816700426009125099 ご用のある方は下記のアドレスまで。 普段PCメールは使ってないので、返事は遅くなるかもしれません。 around_thunder@hotmail.co.jp
プロフィールを見るイチオシ作品
投稿作品282作品
もっと見る-
7.
高松さんの不安をよそに、バンドの再結成ライブは大盛況に終わった。
それからも、高松さんの体力が続く限りは定期的にライブをやった。
社長を継いだのは、結局未来だった。
高松さんの理念……というより、ハートというか、情熱を誰より理解していたし、自分が社長になっても高松さんの意見をないがしろ...Prhythmatic 7 ※二次創作
-
6-2.
◇◇◇◇
「ミク。昨日のドキュメンタリー話題になってるみてーじゃねーか」
「え、そうなんですか?」
役員会議の始まりの高松社長の言葉に、初音さんが目を丸くする。
ドキュメンタリーというのは、アイドル卒業後、裏方に回りアイドルプロデュースとマネジメント業に専念していた初音未来の密着取材を...Prhythmatic 6-2 ※二次創作
-
6.
それからの僕ら二人は、順風満帆とは言い難くても、トータルでは忙しくも幸せな日々を過ごせたと思う。
……余談だが、ラストライブの夜、僕と初音さんがお互いの想いを打ち明けた様子は、メイコさんとルカさんとリンさんの三人にバッチリ見られていた。
後日、三人に問いただされた初音さんは本当に頭から火...Prhythmatic 6-1 ※二次創作
-
5-2.
「奏はどうするの? メイコさんたちのマネージャーを継続するの?」
僕は首を横に振る。
「いや、あの人たちの歌以外の仕事は他の人がマネジメントしてるから、僕は必要ないんじゃないかな」
「そうだっけ。じゃあ奏はマネージャー統括とか?」
のんきに言う初音さんに、僕は笑う。
「アイドル部門統括...Prhythmatic 5-2 ※二次創作
-
5.
八年前、僕の衣装合わせのときの初音さんと高松社長の言葉が、ラストライブが終わるまでずっとしこりみたいに僕の心の奥底にあった。
あのとき以降、初音さんがその話を蒸し返したことなんて一度もなかった。社長も、CryptoDIVAの三人も同様だ。
そして、僕が初音さんに聞くことができたはずもない...Prhythmatic 5-1 ※二次創作
-
4.
僕が執事服を着て業務をこなすようになって数年後、CryptoDIVAはメジャーデビューを果たした。
まだライブで十分な収益を上げていたし、動画サイトやダウンロード販売なんかの収益化の環境も整ってきた頃で、僕は内心ではメジャーデビューする必要なんが無いんじゃないかと思っていた。
だが、Cr...Prhythmatic 4 ※二次創作
-
3-2.
……やはり、今後を含めてこれを着るのは僕だけってことだ。たとえ評判が良くて、他のスタッフの衣装も作ることになったとしても、ここまで派手にはならないんだろう。
「まあまあ奏クン。本番はともかく、いま試しに一回着てみてってば。絶対に似合うから!」
初音さんの言葉に、CryptoDIVAの全...Prhythmatic 3-2 ※二次創作
-
3.
高校生活は、慌ただしく通り過ぎていった。
僕は高校生活を送りながらも、初音さんのマネージャーとして初音さんのアイドルとしての予定を管理しつつ、ついでに授業や宿題のフォローもして……なんというかまあ、高校生活自体はそれまでとあまり変わらない日々を過ごした。
変わったことは、アルバイトの一環...Prhythmatic 3-1 ※二次創作
-
2-2.
カラン、という小気味のいい音とともに扉をくぐる。そして同時に失敗したな、とも思った。
カウンターの向こうにはワイシャツに蝶ネクタイとベストをきっちりと着こなし、白髪交じりのグレイヘアを綺麗になでつけた痩身の男性が立っていた。
ダンディな喫茶店のマスターだとひと目でわかる出で立ちだ。
...Prhythmatic 2-2 ※二次創作
-
2.
彼女のライブを初めて見に行ったのは、高校二年の冬のことだった。
それまで動画で見たことはあったけれど、実際のステージを見たことはなかった。
行った理由は単純で、初音さんからチケットをもらったからだ。
これまでのお礼、と言われて。
というのも、僕はこの頃から彼女のフォローをしていたのだ...Prhythmatic 2-1 ※二次創作
-
Prhythmatic ※二次創作
1.
「今ここにある希望はきっと、僕だけのモノじゃないから」
「え?」
そう聞き返した僕に、彼女は「だから僕はさ」と続けた。
「重ねた愛が言葉になって、誰かの元へ届くよう、祈るの」
初めて出会ったその日に、彼女が気負うことなくさらりと告げた言葉。それがまだ、僕...Prhythmatic 1 ※二次創作
-
8.
「……」
ゆっくりとまぶたを開ける。
視界はまだ、漆黒の空と無数の星々のきらめきにおおわれていた。
おそらくは三十分か一時間くらいしか経過していないんだろう。……すごく長い時間がたったような気がするけれど、校舎の屋上でかすかにまどろんだだけだった、というわけらしい。
まだ夜は明けていな...ローリンガール 8 ※二次創作
-
7.
「……」
ようやくたどり着いた高校の校舎を見上げる。
時間がわかるものをなにも身に付けてこなかったけれど、道路で転んでから、一時間は経過しているんじゃないだろうか。
僕は深呼吸をして、上がった息を整えながら考える。
どこに向かうべきだろう。
美紅にとっての特別な場所なんて知るわけがな...ローリンガール 7 ※二次創作
-
6.
何年前と言っていたのかは……忘れてしまったが、美紅は、一度自殺しようとしたのだという。
過干渉でやることなすこと縛りつけ、少しのことでヒステリックに怒り出す母親。なによりも仕事優先で、無関心を貫き通した父親。そんな両親のせいか、学校でも皆とうまく馴染むことができなかったという。
やがてパ...ローリンガール 6 ※二次創作
-
5.
ひたいになにかが当たっている。
柔らかくて……あたたかい。
それはほんの少し――せいぜい二、三秒――の時間のことで、すぐにひたいから離れていってしまう。
それにどこか名残惜しさを感じながら……目を覚ます。
「ん……」
まぶたをこすり、芝生から身を起こす。
この前、彼女が激突していた...ローリンガール 5 ※二次創作
-
4.
僕が美紅と出会ったのは、高校に上がってからのことだ。
学校に行く意味なんて見いだせなかったけれど、だからといって母さんのいる家に居座りたくはない。とはいえ就職だなんてろくなもんじゃない。
中高一貫校だったから、進学に苦労はしなかった。真面目に勉強してる奴らを内心ではバカにしてはいたけれど...ローリンガール 4 ※二次創作