髪をゆるく結い上げ挿した 白い山茶花
桜草の庭に佇む君は誰?

青い菫 手折り包んで君に贈ろう
合歓の花が落ちた通りに 響く声

蝉時雨降り注ぐ 朝顔の夢 見つめながらも
黒百合の色 匂い 忘れないよう唱え続ける

空に昇る酸漿の音を置いて 出ていく
爪を染める鳳仙花さえ 捨てていく

蜩の鳴き声が引き留めるから 耳を塞いだ
秋桜が散る夜に手を触れて 今 髪を解いた


・平仮名バージョン
A
かみを ゆるく ゆいあげさした しろい さざんか
さくら そうの にわにたたずむ きみは だれ

A
あおい すみれ たおりつつんで きみに おくろう
ねむの はなが おちたとおりに ひびく こえ

B
せみしぐれ ふりそそぐ あさがおのゆめ みつめながらも
くろゆりの いろにおい わすれないよう となえつづける

A
そらに のぼる ほおずきのねを おいて でていく
つめを そめる ほうせんかさえ すてて いく

B
ひぐらしの なきごえが ひきとめるから みみをふさいだ
こすもすが ちるよるに てをふれていま かみをほどいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

花唄(曲付)

vanzzさんの歌詞募集用に書き上げました。
http://piapro.jp/content/gun9pznzqgtkyq9t

難読漢字が多いので、平仮名バージョンも作りました。

・歌詞の説明
基本的に花言葉を元にしています。
一つの花に複数の花言葉がありますが、今回参考にしたものを載せておきます。

山茶花(白):理想の恋・無垢
桜草:初恋
菫(青):愛・貞淑
合歓の木:歓喜
朝顔:固い約束
黒百合:恋・呪い
酸漿:偽り・欺瞞
鳳仙花:繊細・私に触れないで
秋桜:乙女の純潔

酸漿と鳳仙花に関しては、笛遊び・爪を染める、といった子どもの遊びからの脱却、という意味合いの方が大きいです。
ところで、鳳仙花で爪を染める遊びって、一般的なんでしょうか?

閲覧数:160

投稿日:2011/04/02 12:31:20

文字数:468文字

カテゴリ:歌詞

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  • vanzz

    vanzz

    ご意見・ご感想

    vanzzです.
    あまり変わってないとは思いますが調声完了しました.

    2009/10/03 20:52:27

  • vanzz

    vanzz

    ご意見・ご感想

    「ゆく」版作ってみました.どうでしょうか.

    2009/10/01 23:36:15

  • vanzz

    vanzz

    ご意見・ご感想

    vanzzです.
    とりあえず版を作りました.
    http://piapro.jp/content/gyaeykd6waws03p6

    2009/09/27 22:46:23

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