裏路地の劇場(シアター)は今日もからっぽ
喜劇(コメディ)みたい　今日の私
繰り返す日々が　怖くなる

優しい嘘　付け込まれて
観ていた映画(フィルム)千切れ終わった
君が腕を組んで二人　幸せそう　街で見かけた
始まらずに終わった恋
愚か者と笑うがいいわ

でも　泣いたりしないわ
悔しさなんて感じない
この位置関係(ポジション)が悪くないって
とっくに知ってるから

いつかは壊れる幸せなおとぎ話(ゆめ)よりも　Ah―
楽しい日常(ゆめ)見れたらいいよ　ずっとずっとね
悲しい嘘つき(ピエロ)だと蔑まれても構わない
君はねいつだって変わらずにそこにいるわ

道端の空き缶を踏んで
何気ない今日　毎日がね
幸せ　君が笑うから
臆病者と言えばいい
いつか終わる関係(ストーリー)より

さみしさ　感じないわけない　けど
むしろ　歓迎だわ
手の内知る手品なんて
手順(プロセス)すら知れてるからさ

そこにいられるのもそう長くはない
気づいてんでしょ
あなたには時間制限(リミット)が
いつか閉幕するわ

優しさは君の欠点ね
臆病　嘘つき　愚かと　罵るわ
けど　君のね
その悪い癖も全部ね好きなの
はにかむ笑顔も　

ずっと　君をね見てきたわ
八年越しの片思い
友達やめられない
幸せだった日々が
ずっと　変わらないまま
信じてた幻想は
もろくも崩れ去る
それでいいわ　だってきっとね

滑稽な敗者(フール)なのはねきっと
私じゃないあなたのほうよ　ばかね


<読み>


うらろじのしあたあわきょおもか[らあぽ]
こめでぃいみ(たい)　きょおのわたし
くりかえすひびが　こわく(なる)

やさしいうそ　つけこまれて
みていたふぃ(るむ)ちぎれおわあた
きみがうでくんでふたり　しあわせそお　まちでみかけ[た]
はじまらずにおわあたこい
おろかものとわらうがいいわ

でもないたりしないわ
くやしさなんてかんじな[い]
このぽじしょんがわるくないいて
とおくにしいてるから

いつかわこわれるしあわせなゆめよりも　ああ
たのしいゆめみれたらいいよ　ずうとずうとね
かなしいぴえろだとさげすまれてもかまわない
きみわねいつだあてかわらずにそこにいるわ

みちばたのあきかんをふんで
なにげないきょお　まいにちがね
しあわせ　きみがわらうから
おくびょおものといえばいい
いつかおわるすとおりより

さみしさ　かんじないわけない　けど
むしろ　かんげえだわ
てのうちしるてじななんて
ぷろせすすらしれてるからさ

そこにいられるのもそおながくわ[ない]
きずいてんでしょ
あなたにわりみとが
いつかへえまくするわ

やさしさわきみのけえてんね
おくびょお　うそつき　おろかと　ののしるわ
けど　きみのね
そのわるいくせもぜんぶねすきなの
はにかむえがおも

ずと　きみをねみてきたわ
はちねんごしのかたお(もい)
ともだちやめられない
しあわせだあたひびが
ずとかわらないまま
しんじてたげんそおわ
もろくもくずれさる
それでいいわ　だあてきいとね

こけいなふうるなのわねきいと
わたしじゃ(ない)あなたのほおよ　ばかね