ふと見上げれば広がる世界 
眼前に迫る 星々のオーケストラ
彼の者はヴァイオリンの音色の如く 強く輝く
また彼の者はフルートの音色の如く 優しく輝く
音色の強さに差はあれど 例え誰かにその音色をかき消されようとも
この目に映る全ての者が主役なんだ
一人でも欠いたら このオーケストラはきっと成立しない 響き渡らないんだ


僕たちに挨拶をする一番星
その後に続くように主役たちが息を合わせる
この瞳再び音色が映る時 その演奏が始まる
彼はまさにコンダクター
彼の音色は音色としては存在しない
けれど彼がいなければ この音色も存在しない
時とともに移り変わるその座も その座が存在することだけは変わらない


あの段上に紛れ込んだ見かけぬ方
きっと彼は新人さんなのかな
音色が行ったり来たりと安定していないけれど
そんな彼が意外にも華を添えてる
惑う音色が溶け込み合ってる 互いに響き渡らせている
洗練されたオーケストラも良いけれど
この斬新的な音色の響きも凄く心地良い


皆が奏でる たった一夜のオーケストラ
同じような曲でも二度と同じものは奏でられない
時には音をはずして 激しい音色を奏でる人もいるけれど
それは新たなプレイヤーの誕生を告げる音色かな
その人はどんな音色を奏でるのだろう
現在(いま)と未来(さき)に想いを馳せつつ
僕はまた 今日も夜空の音色を聴いている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

星々のオーケストラ(仮)

前に某作成中歌詞の修正がイマイチぱっと来ない時に、気分転換で書いた散文が地味に好評でしたので、それの修正版をこちらに上げてみたいと思います。

まだ歌詞ではないですが、もしも使って下さる方がいらっしゃるならば、頑張って変えてみようかな、なんて考えてます・・・

いや、改変してもらった方が良いかもしれませんね。


「7月30日 22:15追記」
水田かなめさん(元いっし~さん)がこの詩のイメージイラストを描いて下さいました!!
あまりのクオリティに私、正直泣きそうです・・・!

http://piapro.jp/content/1q67btb85yljd598

閲覧数:243

投稿日:2008/05/25 23:41:15

文字数:589文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました