木陰は少し冷たくて 君と二人で本を読んでいた
疲れては寝転んで 本を枕にして
もう2,3センチで届きそうな 君の手を見つめていた
寝返りを打つふりをして 背中を向けた
もういっそ センチメンタルな夢を見て忘れてしまおう
光より陰を選んだ 僕らがいた
ちょっと歩きたくなって 起こさないように立ち上がった
君の手が一瞬だけ伸びた 気がした
長い間待たせてるなあ 君はまだ寝てたりするのかな
そりゃそうかそうだよな 都合良すぎるよな
もう2,3センチじゃ届かない 君はどこにもいない
強がりもまるで無視して 君を呼んだ
もういっそ センチメンタルな夢を見て忘れてしまおう
痛みより嘘を選んだ 僕のせいだ
まぶたの裏 花が揺れてた
目を開ければ 君が笑った
もう2,3センチで届きそうな 君の手をつかんでいた
寝返りを打って目が合って 思わず笑った
もういっそ センチメンタルな夢なんて忘れてしまおう
君と手を繋ぎ寄り添った 木陰の中
陰を知って光をつかんだ 僕らの歌
木陰は少し冷たくて 君の手は暖かくて
「これも夢ならどうしよう」
考えて 忘れた
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