A-1)
目を塞いだ時には既に荒れて 果てかけていた世界にもう一度だけ
僕は落とされるように目を開く 緩い光と深い影が差してきた

B-1)
身体が軋み 思うようには 動かなくて
目を泳がせて 世界の様子 窺って見る

A-2)
空は灰色光も灰の色を 僕は割れた硝子の柩に入れられて

B-2)
手を伸ばしたら 掴めるような 小さな空
軋む身体に 鞭を打つよに 上体を起こしたら

C-1)
音を立てて 崩れゆく 張り詰めた糸と思い出す

S-1)
栄えた分滅びた 神様が夢見た 跡地
都合よく弄ばれた 四肢を捥ぎ取られた アンドロイドたち
それだけに凄惨な光景は 僕を
嘲笑うように光る ロザリオを握って 罰も恐れはしない

A-3)
廃墟に響く数多の祈りの声 人々は僕の足元に縋り付いて

B-3)
背後を飾る 白い翼と 十字架で
“死”がない僕を 嫉み羨み 神様と勘違い

C-2)
音を立てて 崩れゆく 張り詰めた糸と沸いてくる

S-2)
瓦礫の山と化した 神様が夢見た 跡地
都合よく弄ばれた かつての仲間たちの その痛み感じ
感じることなど出来ないはずの 僕を
嘲笑うように光る ロザリオを握って さぁ 声張り上げて

間奏

C-3)
風が運んでくる香が 目から何かを流し

C-4)
こんなに 痛いのに 苦しいのに 僕は生きてないらしい けど だけど

S-3)
皮肉屋で身勝手な 神様が夢見た 跡地
表ばかり綺麗な 穢れに染まった 花が包み込む
血さえ流せない僕だけれども 笑え
嘲笑うように光れ かつてロザリオだった 剣の切っ先を

S-4)
心のないはずのアンドロイドの中に
憎しみが溜まっていく 手に取ったロザリオは剣と化して
小さな愛から生まれて育った 馬鹿な
神という人間を 殺せるなら たとえ壊れても

D-1)
今 目を閉じて守られ死んだふりの 憎き 神様の首を
この かつては信仰の証だった ロザリオで

D-2)
もう叶わない幼い夢を 思い出してみても
今 憎しみに囚われて 構わない 夢の先まで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

灰色ロザリオ【応募用×】

アンドロイドと人間の戦いとそれに終止符を打った神様の話。

そうみん様の素敵な楽曲↓
http://piapro.jp/content/n88gg1jrwicg0mo9

閲覧数:103

投稿日:2010/08/06 12:23:12

文字数:876文字

カテゴリ:歌詞

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