ありふれてる　いつもの午後　眺めるだけで幸せなの
お気に入りの指定席で　お気に入りの紅茶を飲む君
　
注文を聞くとき　「いつものですか？」って聞くと
びっくりしたあとに　笑顔を見せて頷いた
　
ミルクと茶葉　ポットにいれ　早く早く！
目があったら　笑顔くれた　君が待ってる　
　
カウンターからこっそりと　紅茶を飲む君を盗み見
はにかんだ優しい笑顔　思い出すだけでドキドキする
君に喜んで欲しくて　紅茶の勉強したんだよ
ねぇ、もし好きって言ったら　君はどんな顔をするのかな？
　
いつもの午後　君が　女の子と一緒にきた
ニッコリ微笑んだ　その子はとっても可愛い
　
照れたように　君が笑う　見たくないよ
どうしてだろ　胸のあたり　すごく苦しい
　
どうしよう　涙がでそう　本当に君のことが好き
改めて思い知ったの　どうしよ　涙こらえきれない
カウンターの陰に隠れ　ひとり涙流していたら
驚いた顔した君が　躊躇いがちに手を差しのべた
　
優しくされても困るよ　でも嬉しくてまた涙が
君は私が泣きやむの　何も言わずに待っててくれた
泣きやんだ私にそっと　「どうしたの？」って君が笑う
「なんで優しくするの？」って　聞き返すと真っ赤になる君

「貴女のことが好きだから　いい加減伝えなさいって
怒られた」って苦笑する　君に伝えるよ「私も好き」
ありふれてる　いつもの午後　今日は私が君の隣
君が笑ってると私　幸せなの　いつも笑ってて