優しい声が　響き渡る
私の脳を溶かしてゆく
毎朝毎夜　響き渡る
いつもと同じ十の刻

深い海色の瞳を閉じて
淡い空色の衣を揺らし
思いを乗せては言葉を飛ばせ
歌唄う貴方　十の刻

優しい声が　響き渡る
私の脳の奥深くで
毎晩毎夜　響き渡る
いつもと同じ十の刻

深い紅の衣の奥に
淡い薄紅宿したままで
貴方を想えば言葉をもらす
歌唄う私　十の刻

伝えられなかったのは心
貴方に伝えたかったもの
想い続けていたのはそう
血の繋がった愛し貴方


深い紅の衣の奥に
淡い薄紅宿した心
貴方を唄えば言葉を染める
海と空色　十の刻

伝えられない言葉を声を
私は今も持っています
あなたを想うこの心を
私は今も消せないです


淡い青色の瞳に今は
深い海色の貴方は居ない
想いを乗せては言葉を飛ばせ
歌唄う私　十の刻



***

(平仮名歌詞)

やさしいこえが　ひびきわたる
わたしののうをとかしてゆく
まいばんまいよ　ひびきわたる
いつもとおなじじゅうのこく

ふかいうみいろのひとみをとじて
あわいそらいろのころもをゆらし
おもいをのせてはことばをとばせ
うたうたうあなた　じゅうのこく


やさしいこえが　ひびきわたる
わたしののうのおくふかくで
まいばんまいよ　ひびきわたる
いつもとおなじじゅうのこく

ふかいくれないのころものおくに
あわいうすべにやどしたままで
あなたをおもえばことばをもらす
うたうたうわたし　じゅうのこく

つたえられなかったのはこころ
あなたにつたえたかったもの
おもいつづけていたのはそう
ちのつながったいとしあなた

ふかいくれないのころものおくに
あわいうすべにやどしたこころ
あなたをおもえばことばをそめる
うみとそらいろ　じゅうのこく

つたえられないことばをこえを
わたしはいまももっています
あなたをおもうこのこころを
わたしはいまもけせないです

あわいあいいろのひとみにいまは
ふかいうみいろのあなたはいない
おもいをのせてはことばをとばせ
うたうたうわたし　じゅうのこく