氷踏み色付いた　空見上げ踊る
跡形の音もなく　舞い落ちる欠片

彼方へと彩り重ね　幼子の声
今はただ花舞う記憶　胸に抱き呼ぶ
（歌声）

硝子の上　生き急ぐ
思い出置き去りに
繋いだ手が　離れてく
移り行く願い

つらりつらり　雪の中
融け行く一容
今は一人羽閉じて
踊り待つ　雪消


土に落ち色付いた　花弁咲く季節
旅人の置いていった　硝子色小花

此方へと思いを解き　差し出した指
過去はただ花咲き揺れる　幻を呼ぶ
（約束）

硝子の上　夢満ちる
未来を置き去りに
眠るように　目を閉じて
笑う明日見てる

つらりつらり　花が散り
目覚めが遠くても
遥か独り羽広げ
御伽噺　語る


硝子の花　舞い上がり
季節を置いて行く
凍る小指　懐かしい
約束と願い

欠片の下　舞い踊る
彩りなくしても
硝子雪の割れる音
今も待つ　雪消



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こおりふみ いろづいた　そらみあげ おどる
あとかたの おともなく　まいおちる かけら

かなたへと いろどりかさね　おさなご の こえ
いまはただ はなまうきおく　むねにだ き よぶ
（うたごえ）

がらすのうえ　いきいそぐ
おもいで おきざりに
つないだてが　はなれてく
うつりゆく ねがい

つらりつらり　ゆきのなか
とけゆく ひとかたち
いまはひとり　はねとじて
おどりまつ　ゆきげ


つちにおち いろづいた　かべんさく きせつ
たびびとの おいていった　がらすいろ こばな

こなたへと おもいをほどき　さしだし た ゆび
かこはただ はなさきゆれる　まぼろし を よぶ
（やくそく）

がらすのうえ　ゆめみちる
みらいを おきざりに
ねむるように　めをとじて
わらうあす みてる

つらりつらり　はながちり
めざめが とおくても
はるかひとり　はねひろげ
ものがたり　かたる


がらすのはな　まいあがり
きせつを おいてゆく
こおるこゆび　なつかしい
やくそくと ねがい

かけらのした　まいおどる
いろどり なくしても
がらすゆきの　われるおと
いまもまつ　ゆきげ