薄桃色が地を蔽い
青と緑がくっきり別れ
朱、黄、橙が山を染め
全てが白に包まれる。

嗚呼、漸く一年過ぎるのですね。

同じように廻る季節
されど 同じ景色では無く。


ねぇ、君。気づいていますか。
世界は淡い色で包まれて
虫も獣も起きてきました。

ねぇ、君。気づいていますか。
世界は一等色濃く染まり
太陽はいっそう近づきました。



鶯が歌いはじめ
紫陽花が雨を身に纏い
鬼灯が朱(ひ)を燈したら
椿が静寂に色を添える。

嗚呼、今年も一年過ぎるのですね。

同じように廻る季節
されど 変わらぬわけでは無く。


ねぇ、君。気付いていますか。
世界は色取り取りに着飾り
水面は葉に染められました。

ねぇ、君。気付いていますか。
世界は暫しの眠りにつき
雪映す空は遠くなりました。


嗚呼、目覚めの季節が始まりますね。

似つけども異なる季節
さあ。今度はどんな景色を、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

一年便り

鶯の声を聞いて浮かんだので思わず投下。
情景描写しかしてないような。
題名決まらない。どうしよう。

旅先で万年筆持って手紙書こうとしてるKAITOが浮かびました。
どんだけカイトカイトされてるんだろう。

前バージョンで元歌詞

しえいか様に曲を付けていただきました。
http://piapro.jp/content/g1s8c6x18ku4vgtv

更にニコにも上げていただきました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7674356

閲覧数:327

投稿日:2009/06/03 23:35:42

文字数:393文字

カテゴリ:歌詞

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