幾多が眠る 月夜の下で
微弱な風と 乾いた地面
草木の陰が ざわめき出して
ステージ作る 何もないのに

周りを見ても 木を掴んでも
石を投げても 寝転んでても
小さな声で 呟いてても
何かが変わる 訳もないのに

虫の声 ほんの微か聞こえた チリリ チリリ チリリ
聴いたのは どこかに潜むその他の虫と 私だ

ひとつの空 ひとつの月
ひとつの風 ひとつの土
ひとつの音 ひとつの身体

ふたつの目と ふたつの耳
ふたつの腕 ふたつの脚
ひとり


夜明けが来れば 朝日が照らす
昼には更に 明るく照らす
夕日の時は 優しく照らす
小さく変わる もの等のために

今日も来る 変化のない月夜が ルララ ルララ ルララ
歌が鳴る 奏でるのはどこかの虫と 私だ

ひとつの朝 ひとつの昼
ひとつの夕 ひとつの夜
ひとつの日の ひとつの夜明け

ひとつの時 ひとつの月
ひとつの年 ひとつの道
ひとり


ひとつの空 ひとつの月
ひとつの風 ひとつの土
ひとつの音 ひとつの身体

ふたつの目と ふたつの耳
ふたつの腕 ふたつの脚
ひとり

朝昼夕 いつもの夜
朝昼夕 ひとりの夜
寂しさしか 無いはずなのに

ひとつの木に ひとつの花
ひとつの手に ひとつの花
ひとひら

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

ひと少女

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9781858

もう最悪さんの歌に歌詞をつけさせていただきました。
歌詞が本物の歌の形になったのはこれが初めてなので、実質歌詞処女作になる・・・のかな。
自分の感性に任せて、孤独になっている少女の様子を書いてみました。

もう最悪さん、いい機会を作っていただき本当にありがとうございます。

閲覧数:170

投稿日:2010/02/21 00:33:10

文字数:534文字

カテゴリ:歌詞

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