薄紅色の花弁が はらりはらり 散り急いで
空見上げれば広がる青 吹き抜ける風に舞い踊る
朧に浮かぶ陽炎が映す 想い残した人
溢れて流れるひとしずく 指先を朱く染めてく

ともに笑い泣いて眠った日々は遠い幻
胸に残る痛みだけが今も切なく

独り佇む影法師 さよならさえも云えぬまま
遠く離れる温もりに 言葉もなく背を向けた


黄昏の帳が下りて 淡く光る銀色の月
静かに照らす花吹雪 霞む夢に酔いしれる

ともに巡る季節数えて永遠(とわ)に続くと信じた
腕を伸ばし追いかけても届くことなく

闇を彩る宵桜 時さえ越えて咲き誇る
虚ろに揺れる願いごと 今は静かに受け止めて

咲いて散りゆく花化粧 声にならない万感を
二度と届かぬあの場所へ 今はどうか届けてよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

桜化粧

Vo.鏡音レン ニコニコ動画へ投稿したオリジナル曲

閲覧数:206

投稿日:2009/05/09 23:54:36

文字数:328文字

カテゴリ:歌詞

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