潮騒の彼方に響く 鳥が歌う音色

 (しおさい の かなた に ひびく とり が うたう ねいろ)

絡めた指先解いて 頬を這う雫

 (からめた ゆびさき ほどいて ほほ を はう しずく)



爪先攫う さざめいて繰り返す

 (つまさき さらう さざめいて くりかえす)

届く色 旋律も 狂い咲くだけ

 (とどく いろ せんりつ も くるいざく だけ)


音に溢れた 極彩色の果実

 (おと に あふれた ごくさいしき の かじつ)

香りのしない花 針の無い時計

 (かおり の しない はな はり の ない とけい)


どれだけ探し 彷徨い歩いたら

 (どれだけ さがし さまよい あるいたら) 

水底の貴方に近づけるのでしょう

 (みなぞこ の あなた に ちかづけるのでしょう)



潮騒の彼方に沈む 昇る月の光

 (しおさい の かなた に しずむ のぼる つき の ひかり)

絡めた指先解いて 頬を這う雫

 (からめた ゆびさき ほどいて ほほ を はう しずく)

焦燥の彼方で揺らぐ 硝子色の迷路

 (しょうそう の かなた で ゆらぐ がらす いろ の めいろ)

触れ合う指先絡めて どうかあたためて

 (ふれあう ゆびさき からめて どうか あたためて)



顔 声 仕草

 (かお こえ しぐさ)

寄せて返す 波裾白く

 (よせて かえす なみ すそ しろく)


途絶える吐息

 (とだえる といき)

たった一つの名前さえ

 (たった ひとつ の なまえ さえ)



声が枯れるまで叫び 手を伸ばせば

 (こえ が かれる まで さけび て を のばせば)

水底の貴方に届くというの?

 (みなぞこ の あなた に とどく と いうの?)



潮騒の彼方に響く 鳥が歌う音色

 (しおさい の かなた に ひびく とり が うたう ねいろ)

絡めた指先解いて 頬を這う雫

 (からめた ゆびさき ほどいて ほほ を はう しずく)

焦燥の彼方で揺らぐ 硝子色の迷路

 (しょうそう の かなた で ゆらぐ がらす いろ の めいろ)

触れ合う指先絡めて どうかあたためて

 (ふれあう ゆびさき からめて どうか あたためて)




潮騒の彼方へ届く 鳥が歌う音色

 (しおさいのかなたへとどく とりがうたうねいろ)

絡まる指先解いて 静かに瞬く

 (からまるゆびさきほどいて しずかにまばたく)

焦燥の彼方へ伸びる 硝子色の迷路

 (しょうそうのかなたへのびる がらすいろのめいろ)

馴れ合う指先払って 扉を開くわ

 (なれあうゆびさきはらって とびらをひらくわ)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

硝子色の迷路 (がらす いろ の めいろ)

※死別した恋人を想う歌詞です。
 綺麗な浜辺で海を見つめながら歌うイメージです。
 最後は過去と決別し新たな道へ向けて足を踏み出すという
 二つの意味での『別れ』をテーマに書きました。

閲覧数:128

投稿日:2011/01/13 18:29:19

文字数:1,143文字

カテゴリ:歌詞

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