歌詞・カードジャケット作品

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染夕都市ヴァミリア

fumu_toya

fumu_toya

<歌詞>


夕掛かる街の調べは
響かせたい誰かを探し
この腕をそっとすり抜けていく風の
名を馳せるだろう

片付かない空のままで
刻は声に溶けて降りて
漂い方を忘れた雲が伸ばす
その手の先にある朱


かつて古の時代 王が
永久の眠りにつくその日まで
愛して止まなかった程の
夕景を持つ街

いつか王は人々に問うた
「この街を丸一日中
 夕暮れ時にはできぬものか」
皆は考えた

そこでとある少女が言う
「午後と日没を繋ぐ
儚い時間だからこそ
美しいのでしょう」

夕掛かる街の調べは
響かせたい誰かを探し
この腕をそっとすり抜けていく風の
名を馳せるだろう

片付かない空のままで
刻は声に溶けて降りて
漂い方を忘れた雲が伸ばす
その手の先にある朱


さぁ 歌え 黄金の日の入りを
さぁ 踊れ 琥珀の瞬きを
古の煌きは現在も
街を見守っている

その優しい灯りは
一瞬 一瞬を
全力で生きていく事の象徴

満ち欠ける光と闇は
思い出せない誰かの為に
その夢を映した水面を浚い
越えてゆくだろう

褪せることない空のままで
星は未だ揺れを待って
散らせた想いの欠片は淡く零れて
その陽の影を囁やく



今日もとある少女が言う
「午後と日没を繋ぐ
儚い時間だからこそ
美しいのでしょう」

満ち欠ける光と闇は
思い出せない誰かの為に
その夢を映した水面を浚い
越えてゆくだろう

褪せることない空のままで
月は色を点けず在って
散らせた想いの欠片は淡く零れて
その陽の影を囁やく

夕掛かる街の調べは
響かせたい誰かを探し
この腕をそっとすり抜けていく風の
名を馳せるだろう

片付かない空のままで
刻は声に溶けて降りて
漂い方を忘れた雲が伸ばす
その手の先にある朱

漂い方を忘れた雲が伸ばす
その手の先にある朱

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