歌詞設定作品

サビ0
淡く囁き合った
愛ひとつ
埋めてしまおう 紫陽花の根元
A1
通り雨のような恋だった
瞬きするくらいの 一瞬で
攫われた 胸の花
B1
水をあげましょう...

花葬

唄界

唄界

誕生日に、花を贈ります
私に。貴方に。貴女に。愛しい人に


失恋ものを最初書こうと思いました
実際失恋の話なのですが、簡易的な失恋ものではなく、やり直しのできない恋が終わってしまった話になりました
1では簡易的な失恋を
2では実は死別としての失恋を
1から発展させ、2での切なさを強調させる形としましたが、上手くいっているでしょうか?
「餞(はなむけ)」とは、旅立つ人へと贈ること・ものです
1は失恋から旅立つ自分に向けて。2は永遠に旅立ってしまった彼に向けて。最後は彼女から彼へ、想いが再び届くことを信じて花を手向けるという意味を込めて
このような思慮を汲んで頂けていると、とても嬉しいです
なにより、「花葬」というタイトルへの想いに思考を巡らせていただければ、幸福です

蛇足ですが、
紫陽花をメインに扱っております
司馬遼太郎の『燃えよ剣』に紫陽花の話があるのですが、そこから思いついたフレーズを使用し、いろいろと模索しながら完成させました
夏休みに思いつき、実際書いたのは紫陽花など季節外れな10月になってしまいました
しかし、誕生日に真剣に作った歌詞を投稿できて幸せです

ふと思いついたフレーズは、できるだけ携帯のメモ機能や、ノートの端、メモ帳に書き残すようにしています
その個人的に好きなフレーズを少しずつ歌詞の端々に散りばめることができ、作成に時間はかかりましたが、楽しかったです

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