彼は社会に救われない / 初音ミク（インスト音源有）
オフボーカル音源は関連データにあります。
きっといつまでも変わらない
この僕らが潤す涙の量は
きっと何もかも救われない
このろくでも無いような臓器でさえも
どうせこの先も壁ばかり
なら乗り越える事に意味はあるのか
「幸」は一時のまやかしで
またうな垂れる事を読めていた
夢や幸せを願うほど
遠ざかるような気がしている
逆に不幸を願うことも
結局同じだ
些細なことで首をくくりたく
なるほど過敏に生きている
どこぞの誰かのため息で
この重たい空気が湿っていく
もしもこの先僕たちが二人きりでも
曖昧な笑みを浮かべたまんま
閉じていくのだ
とうに行き過ぎた獣道
今思えばあっこで帰りゃ良かった
足はもう既にくたくたで
もう今にもちぎれてしまいそうだ
愛や幸福を求めれば
柄ではないような気がしてる
逆に不幸を願うことも
結局同じだ
たかがその場を凌げるまやかしに
溺れてしまうほどにゃ生きている
涙か汗かも分からねえ
この滴る何かを拭いてくれ
もしもこの先僕たちに愛が芽生えど
分かり合える事も出来ずに
遠ざかっていくんだ
それでも等しく朝日は昇る
それでも僕らに朝日は昇る
もはや自分を自分と思わずに
このつらさや嘆きも置き去りさ
まるで台風の目のように
周りだけがたちまち変わっていく
もしもこの先僕だけが生き残っても
すぐに皆の後を追って居なくなりたい
もしもこの先僕の身に愛が溢れど
孤独の中じゃ眩しすぎて目が眩んでしまうさ
