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天末線の畔 流した花の行方
声はほたりと落ちて 渇く地に手を付いた
そして わたしは月を乞う獣の様に
毛嫌うべき感情の侭 吼ゆ
雨に問う
いつかなら応えてくれますか
寄せ返すその度 朝が遠退く
この夜はもうあなたを喪った そう知りながら
今にも壊れそうな硝子の慟哭と往く
瞑る水平の涯に 流れた花の記...

【曲募集中】 在りし日の歌

2430a

2430a

天待つ千の畔、あなたと在った影が月の端に架かるまで。
あなたと在った私が、月の牙に掛かるまで。

抱いて弾ける泡沫より、欠けてもまた満ちる月に焦がれた獣の話。
地に手を付き、頬に雨を流しながら哭き続けた彼女の胸には、いつしかぽっかりと、また鋭い空白が、月の様に空いて居りました。

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前のバージョンにかな表記を置いてありますので併せてご確認頂ければ幸いです。

特殊読み(3カ所)
・毛嫌う→きらう
・虚無→そら
・私→かげ
かな表記「わたし」部分はそのまま「わたし」です。


歌詞募集曲への応募用でしたが落選のため曲募集にて再掲させて頂きます。
タイトルも楽曲に付いていたものから変更致しました。
内容そのものの関係が深い訳ではないのですが、共通ワードが多いのと、響きがとても好きなので。中原さんごめんなさい。
※変更可能です。

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