滅びた国の跡
残し 旅立つ者の棲み処 その未来 先は何処へ

ただ 見つめるだけの
この瞳 閉じたら 変わるものがある なんて信じる愚かさ


空 夢破る静寂
地の果てに 揺れる雲
零れ零れ零した雨粒
きらきら舞い散る 赤色は
夕焼け染めた 真っ赤な 戦場


振り返らずに
前だけを見て 進むこと それが契約
悲しい運命(さだめ)は気まぐれ
何もかも全て意のままに
消えていく君の残像
孤独宿す旋律はGの上
始まりと終わりさえ分からぬまま


生まれたその日から
終わり見つめて生きる人生の未来 先は見えずに

ただ嘯(うそぶ)くだけの
心閉じたら いつか強くなる なんて信じる無邪気さ


海 轟く船の上
地の果てに 猛(たけ)る鴉(とり)
叫び叫び嗄らした歌声
ゆらゆら流れる 波音は
暗闇裂いて 響く 旋律


立ち止まらずに
前だけを見て 進むこと それは制約
背負った運命(さだめ)は消えない
何もかも全て踏み躙(にじ)る
冷えていく世界 それでも
孤独宿す戦場は君の為
始まりも終わりさえ君に捧ぐ


もしも君がいたのなら
どんな歌を歌う?
果てない五線譜を
操る君 聖女(マリア)の如く


振り返らずに
進む先 何もなくても
君がいてくれるなら
立ち上がる 何度でも 遠くへ
G線を紡ぐ一筋の道 踏みしめて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

G戦場のマリア

お蔵入り。

歌詞4作目です。


一目で惹かれたタイトルをもとに考えていくとがんがん世界が広がって、
非常に楽しかったです〆(゜゜#)

やっぱりタイトルから考えると上手くいくのだろうか……。

閲覧数:215

投稿日:2011/01/18 21:20:12

文字数:563文字

カテゴリ:歌詞

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  • 紅季(紅季煉獄)

    紅季(紅季煉獄)

    ご意見・ご感想

    ご無沙汰しております、紅季煉獄です。
    先ずは大幅に遅れてしまいました事、誠に申し訳なく、此方にてお詫びを申し上げます。

    長らくお待たせいたしました選考の件についてですが、選考者様の名と共に本日黎明時にup致します。


    ―上記までは皆様にと同じ文面にてご了承くださいますよう―


    今回について、応募者様にはタイトルに沿って作詞に励まれた方が多いように思いました。
    無論、十人十色とは云いますが、発想や文字への転換の仕方も様々に感心させられた一時でした。

    メロディーラインに沿って歌詞を作るのは本来逆の場合が多いと知りながら、毎度の事ですが…今回もまた悩んだ昨今です。
    歌詞の印象として、葛藤しつつも前に進む様を連想致しました。
    僭越ながら、Gの役目は旋律の上での音符…人の歩む道が定まらぬものにも窺えて、此処に又一つ、新たな発想が生まれ感心を抱いたりと…。
    音符もまた、奏でてみるまでは吉凶は解らぬものですから…(笑

    それがこの歌詞の道筋と当て嵌めると、また違った世界観が出来あがりました。
    個人的に繰り返す文面の使い方がとても好きで、思わず頷く場面もまた然りにありまして。

    …と、あまり長くなりすぎるのもおこがましく、ここいらで留め置きたく思います。

    では、報告と共に感想のみとなりましたが、まだ猛暑が過ぎぬ今日この頃・・・
    どうぞお身体には大事ないよう、ご自愛下さいませ。

    長々と失礼致しました。

    2010/09/02 04:21:23

    • プロペラ

      プロペラ

      丁寧なご講評をありがとうございます。

      この曲はとても繊細で、それでいて深いイメージのある曲なので、
      歌詞を書いている間にもメロディを心地よく感じながら楽しく書けました。
      一ファンとして、曲の完成を楽しみに待っています。
      ですが、どうかご無理はなさらず……。

      ありがとうございました。

      2010/09/03 18:56:55

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