漆黒の闇の中で
静かに揺らめく蒼き炎は
夢を忘れた魂
哀れな灯（ひ）は闇に食われて

ここは悪夢ではない
常世の業（ごう）に溺れ　己を忘れた
哀れな愚者（ぐしゃ）が行きつく
救いの手もない死に場所

僕はこんなところで終われない
夢は次々生まれてゆくから
こんなところにいる暇はないさ
救いの手がなくったって
己の力で
汚れてるけど僕の居場所へ

果てない荒野の中で
ひび割れ錆びゆく歯車たちは
愛を忘れた魂
哀れな灯は時に食われて

ここは地獄ではない
愛する者を忘れ　己を縛った
孤独な愚者が行きつく
人に忘れられた墓場

僕は愛する者を忘れない
愛は永遠に育まれてく
ここでじっとしてる場合じゃない
忘れ去られているのなら
己の力で
愛する人と僕の居場所へ

世界に翻弄されて
夢を忘れ愛を信じない
せめて僕は
受け入れてもらえなくても
大切だと信じてる

世界が汚れに染まったなら
僕は染まらず戦い抜くよ
希望も償いもなくていい
欲しいものは心（ここ）にあるから

僕は何も持たない弱き者
持っているのは燃えてる魂
歩みを止めたら灯は消えるから
己の大切なものは
己の力で
退屈しない僕の居場所へ