君の視線を追うと必ずいる
その人のこと　知っている
瞳は言葉より正直に心模様を映す

スキだなんて言葉　あやふやで
手を繋ぎ　つかの間の安心感
「心は繋げないよ」
いつまでも隣には立てないね

いつから君の後ろ姿を見慣れてしまってたんだろうね
それでも　まだ今は
君の名を呼んだら　元通り

肩寄せて　片っぽのイヤホンを借りれば
流れ込む　あのメロディ
視線が探している窓の外
私はどうでもいいの…？

「気持ちも一緒ならいいのにね」
どうしようもないことを願う
イヤホン外してしまったなら　
この距離　元通り

この手を離す　そんなのイヤだけど
応援なんてできない私だけど
今の二人のままじゃ　幸せなんか見つけられない

頬杖ついて　窓の外をまた眺めてる
視線の先は私じゃない
君の横顔は見飽きたから
最後くらい　こっち見て

「さよなら」の代わりに
かすめてく　一方通行なキスをした
立ち位置が少し変わるだけで
いつかは　友達に
いつかは　元通り