【鏡音リン】夜を纏え

誰も分かってくれないと 分厚い言葉重ね着して
大降りの雨に打たれりゃ びしょ濡れで
まるで太刀打ち出来ない

身体の奥で彷徨って絡まった ソイツを出してやれ
月が顔出した 街の光に 委ねて踊れ 全部脱ぎ捨てて

白い肌に映る光と 裸の声 音で飾れ
見えてるかい 聴こえるかい 夜で纏ったソレが君
長い夜に仕事を忘れ 疲れた背中に蹴りを入れ
夜を纏う その姿の君は ほら一番美しい

誰も分かってくれなくて 痛い 嫌いの繰り返し
試しにトぶ振りをしても 震えてるソレじゃ何処にもイケない

ネオンの海で羽広げ 泣いてた昨日打ち上げろ
朝が来るまで 街の陽は 混ざって溶けて全部塗り潰すから

潤んだ目に映る光と 鼓動の早さと音に乗せ
見えてるかい 聴こえるかい 夜を纏ったソレが君

白い肌に映る光と 裸の声 音で飾れ
見えてるかい 聴こえるかい 夜を纏ったソレが君
踊り放て 恥を忘れて 叫び鳴らせ そう それでいい
見えてるよ 聴こえるよ 光の先で待っている
夜を纏う その姿の君はほら一番美しい