―最初―
今ここにあるだけの
月日の欠片を並べたら
失われた君の笑顔に　また会えるかな？

舞い散る春に煌(きらめ)く夏
染まる秋に積もる冬にもないの


―1Aメロ―
路地裏の街灯
今にも消えそう　でも
小さな白猫を照らすの

二色の鮮やかな
瞳は何を見るの？
そよ風に揺れる鳴き声


―1Bメロ―
今になって気付く　別れのバス　来たの
乗り込み振り向く君の
眼差しが告げる　「さようなら」


―1サビ―
今ここにあるだけの
月日の欠片を集めても
失われた君の寝顔は　見当たらないの

目覚める朝と昼の日差し
別れた夕を想う夜も
彼方


―2Aメロ―
見慣れた風景に
虚(うつ)ろに　響く音色
そよ風に揺れる泣き声


―2Bメロ―
今になって浮かぶ　もう意味はないけど
最後に告げたい言葉
何気ない日々に 「ありがとう」

（間奏）

―2サビ―
今ここにあるだけの
月日の全てを捧げたら
目の前の道を少しでも　進めるのかな？

東に降り注ぐ西日も
南へ吹き込む北風も
消えるの


―大サビ―
あれからもう何年も
季節は流れてしまったよ

いつか君がいた事さえも　忘れるのかな？
春も夏も秋も冬でも
いつまでも思いを馳せるよ

ここで




---------(読み仮名用)------------------

―最初―
いまここにあるだけの
つきひのかけらをならべたら
うしなわれたきみのえがおに　またあえるかな？

まいちるはるにきらめくなつ
そまるあきにつもるふゆにも
ないの

―Aメロ―
ろじうらのがいとう(o)
いまにもきえそう(o) でも
ちいさなしろねこをてらすの

にしょくのあざやかな
ひとみはなにをみるの？
そよかぜにゆれるなきごえ

―Bメロ―
いまになってきづく　わかれのばす　きたの
のりこみふりむくきみの
まなざしがつげる　「さようなら」


―サビ―
いまここにあるだけの
つきひのかけらをあつめても
うしなわれたきみのねがおは　みあたらないの

めざめるあさとひるのひざし
わかれたゆうをおもうよるも
かなた


―Aメロ―
みなれたふうけいに
うつろに　ひびくねいろ
そよかぜにゆれるなきごえ


―Bメロ―
いまになっ(a)てうかぶ　もう(o)いみはないけど
さいごにつげたいことば
なにげないひびに 「ありがとう」

（間奏）

―サビ―
いまここにあるだけの
つきひのすべてをささげたら
めのまえのみちをすこしでも　すすめるのかな？

ひがしにふりそそぐにしびも
みなみへふきこむきたかぜも
きえるの


―サビ―
あれからもう(o)なんねんも
きせつはながれてしまっ(a)たよ

いつかきみがいたことさえも　わすれるのかな？
はるもなつもあきもふゆでも
いつまでもおもいをはせるよ

ここで