豐見城かんぷらの投稿作品一覧
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「顏 見せて
この目に映させて
愛しい
愛しい人よ」
無意識に その姿 追ふうちに
いつの間にか その魅力に 滿たされて
幸せをくれる あなたに かける言葉は
いつまでも ウソのつけない おもひで(想ひで/思ひ出)
遠い距離など 理由にならないくらゐ
「そばにゐたい」と ただ それだけを...ひとみ
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溢れ出る滴を 抱いた
世界
赤く腫れた 瞳が
遮る 世界
今日もまた 苦しむ息に
心 惱ませ
憎しみの 壁を越え
笑ふのは いつの日か
目覺める度に 思ふ
キミへの嘆願...お呼びでない
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流るる手の中で、認(したた)めた、君への"○○○"。
震へる"こ○"をして、"○○へ(え)た"、私の"○○○"。
望みのない"○○○○"の壁。
願へば、壞せるのかな?
"○○れば"、君にも"○○○かな"? ねぇ?
いつか、いつか、この腕に、"○○○の心"が 在(あ)るのなら、ば。
"○○○"、"○○...はぬけ。
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燃え盡きたその手で 抱きついて忘れて
焦げついたその身で 泣きついて嘆いて
いつか捨つるハズの鉢を
今は胸に抱へたままでも
耐へ拔いた心で ふらついて倒れて
引き拔いた矢尻で 突き刺して流れて
溶けかけた鋼で また堕(お)ちて支へて
ヒビ割れた重(かさ)ねで 錆ついて碎けて
拵(こさ)へた かさぶた...ぶだうしゅ
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(きみの聲を 浮かべるだけで 苦しいんだ)
(神樣はきっと 意地惡だよね)
(掘り起こした 覺えもない 油田で)
(溺れる私を 笑ってる)
出會ひは えらく前 不思議な 字の形
初めての姿のハズなのに なつかしい匂ひがした
思ひ過ごし 勘違ひなら もう少し このままで (でも)
溢れ出る 氣持ちにフ...ぬきうち
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「イラストや3DならOKで、本物はNGか?」とか
「じゃぁ、本物を知らずに 間違った意識が廣がっちゃふのはどうなのよ?」とか、
いろいろ思ふことはあってさ、
いや でも、法的に 存在そのものが否定されてるワケでもねぇし、
法律に觸れることをしてるワケでもなけりゃ、
犯罪を助長しようってワケでもないん...日本刀 考察
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少し騷がしい 通りの脇
踏切の音で目が覺める
また一日 始まるのかと
輝く日差しに文句を言ふ
約束の時刻(とき)よりも前に
外に出て 隱れて待つ
今日(このひ)のピークはもしかして
この時すでに過ぎてたのかな
必要以上に早く着く
特に何をするワケでもなく...不動
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命とは何ですか
斷つことはできても造ることはできないものよ
世界とは何ですか
氣がつくと目の前に廣がってゐるものよ
光と何ですか
明るくて暖かいけど限りのあるものよ
闇とは何ですか
光の反對側でいつも待ってゐるものよ
心とは何ですか
あなたを動かしてゐる目に見えない力よ...(無題)
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てのひら
記憶のすみ 思ひ出を ふと漁る でも見つけ出せない
時の波に 消されゆく 昨日までの 私の足跡
樂しかった その氣持ち それだけが 胸に殘り
街中で 重ね合へど 互ひに氣附かぬ 影と影
在(あ)りもしない"不變(えいえん)"を 搜した日も 忘却のかなた
今 あの時に戻れるのなら 右の道を選...てのひら
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どこまでもつづく
しっこくのひろがりのなかで
ちっぽけなぼくのねがひなど
だれにもしられずに
かきけされてしまふのだらうか
でも
それでも
それでも
いいと
おもうんだ...しちがつなのか
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はれのちはれ
ちょっと そこのおにーさんどおしたの
うかない顏して なにかあったの
つま先ばっかり見つめてないで
こっちにきて いっしょに歌はうよ
あーぁ 嵐のよな風が吹く
でも 足取りは妙に輕快さ
あぁぁ
飛ばされたら 助けてね
ほらら 見張ってないと どっか行っちゃうよー...はれのちはれ
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言魂(ことだま)
-無償のこゝろ-
何もいらない 何も求めたくはないと
さう話すキミの 言葉が呑めぬまゝ
あれから氣づけば もう七度目(しちどめ)の夏
やっと手にした答へは 私には眩しすぎて
ずっと探してた ずっと考へてた
あの時のキミの意圖 あの時のキミの思ひ
突きつけられた 自分の淺はかさ
そ...言魂