メンヘラひよこの投稿作品一覧
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騒ぎ足りない思考のレイジオン
三分間で酷い様相
空っぽの脳に愛を注いで
痺れるような感触でさよなら
言わない方がマシだと知ってる
それを黙るディスコミュニケーション
独り善がりで参ってる着地点
前後不覚のダンスミュージック
赤の他人が踏んだ地団駄
十八番のため息と愚痴の往来...OD3M
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休日のワンダー 狂っちゃった照準
ノープランな論争 際限がない
アンチロックミュージック 試行錯誤恐々
出来損ないのワールドエンド
五分前のファクター 懐疑主義の妄想
淘汰されるアイデンティティ
あれはきっと衝動 飾り付けた感情
集合知だって言うんでしょう?
あなたに触れる意味を知らないと嘯く
共鳴...世界五分前仮説
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街灯がちらつく様に 日常に反射する感情
鳴り響くサイレンのメーデー 切り取った未来を裂いた
夕暮れと夜の境目 曖昧な終わりとなって
交わした約束は全部 意味なんてないと知るんだ
叶わない夢の続きみたいな 君の残像
張り裂けそうな胸の痛みを 消し去れないまま
今もまだ忘れられなくて 泣きだしそうだよ
...明晰夢と三日月の夜
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ちょっと待ってこんなもんじゃ全然足りないよもっと頂戴
溺れるほどの愛をわたしにだけ注いでほしいの
曖昧な君は笑ってお決まりの台詞で笑うんだ
でも聞きたいのはそれじゃない わかってる振りの君なんて大嫌い
ショートしちゃってる感情が散々泣いたって君はきっと
素知らぬ体で以って据え膳を餌の様に待つの
考え...君は二進法で愛を問う
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秒針の音が急かす日常を否定していたい
肺呼吸で溺れる生活の延長が
今のわたしだった
期待なんてしないでほしい
排他的空虚と劣等感
沈んでく水槽の街
泳ぐ敗北者
誰もいない夜明けに
憂鬱を射した朝日
カラスの鳴き声だけが虚しく響く...悲観的一人称
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生きるための何かを
水で飲み込んだ
汚れることを許されない子ども
砂場を眺めて言う
「この窓の向こうに行きたいのにな」
優しく微笑むことが
どんなに難しいか
神様は知らない
絵画のようだと笑った
指先で枠を作り景色を切り取る...無菌室にて(仮)
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ちらちらちら、ガラス片が浴びた光は乱反射している。
目を凝らすと遠くに梟がいるのがわかる。
私は一歩ずつ歩み寄り、彼に話しかけた。
「やあ、ご機嫌はどう?新世界はどこかわかるかな?道に迷ったんだ」
意外にも響いたその声はどこか鈍かった。
「僕は君を愛しています!僕は君を愛しています!」
彼は壊れたレ...空の絵具とプロローグ