オレンジベリーの投稿作品一覧
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まさかいやいやそんなこと 突然コクられた
学校1の男の子 私はただの女子
キザなセリフで囁いて 瞳は真っすぐに
部活終わりの駅前の 夕暮れ駐輪場
ちょっと待って 落ち着いていこう これは夢ありえない
深呼吸でドキドキ抑え なんてやって無駄な抵抗
アタマん中思考停止で 視線がただ泳ぐ
声も出ない 唇...まさかイヤイヤそんなこと
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沖縄生まれのオキナワンビューティー
メイクも決めたし そろそろ出かけよう
やっと日曜日だ まるで一年待ったようだ
遠く彼の姿 走ってくる 笑いながら
真夏のデート 指を繋ぎ安里で降りて
そのあとダーリン お眠り猫 壺屋を歩く AhAh
やちむん通り焼き物見て 陽射しの影で
不意打ちダーリン あなたに...沖縄生まれのオキナワン
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こんな私のお仕事ならば 生きがいなの 走るパトローラー
真夏の空 跳ねる太陽 ビルの森に 海が香るよ
ドライブインで食事中に 腕の時計が ふいに鳴ったの
連絡なら ボスの声です 逃走車を追いかけろ って OK!
バイクにKissして ハイウェイに風を受けて
どこに隠れても 逃がさないわ そこにいて...パトローラー
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瞬きをする赤い林檎 夏の真昼に響く悲鳴
森で畔に揺れる小舟 今日もピエロが笑っている
そんな いつものランチには
ワインに口づけを
こんがりトーストに
憂鬱 乗せながら あー
君はもうすぐに 壊れてゆくから
そして明日には 消えているでしょう ねえ
鍵穴覗く 黒い目玉 夏の小部屋に響く悲鳴...ピエロ
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雨音 窓を打つ この部屋で
安っぽいレモンティーを傾けて
別れたはずの顔 思い出す
レコードのボリュームを上げてみた
真昼の休日の 予定とか何もなく
適当に友達に ラインでも送ってみよう
雨音 窓を打つ この部屋で
何するわけじゃなく 寝転がる
微睡み その後に 目を開けて
レコードの回転は止まっ...ダウニーデイ
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1月1日 始まる ハッピーニューイヤー ヤー
今年の抱負は そんなの あるわけないじゃないの
あれもこれも欲しい わくわくお年玉
貯金なんてしない 全部使う
ハッピーバック抱え はしゃいで
天国か地獄
とにかく今日は自由だ
楽しいお正月
1月1日 いまさら 双六 羽根つき ヤー
令和の時代に そんな...楽しいお正月
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ショーウィンドウに輝く ウェディングドレス憧れ
今年もカレシがいない 仲間と慰めジングルベル
いつしか 粉雪ちらり
静かに ビル越しに見た 空
持ち寄った プレゼントと
お鍋の用意
長ネギ しらたきに
白菜 鴨肉
出逢えないのは 世間が悪い
今夜は愚痴りましょう...愚痴りましょ!
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湯浴み後 肌は紅 絹の浴衣
飛び石と白砂に 気配がない
目のような階段は 時代を経て
回廊と 15個の 扉は先
猫が 猫が 猫が
髭を立てる
猫が 猫が 猫が
何を見てる
月と切子細工 梅の薫り
ひとり傾けたら 貴方は幻...月と切子細工
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灯りは月だけ 子の刻(ねのこく)九つ
飲むだけ飲んだし お家に帰ろう
ふいに見つけたものは すべてを褒める男
素知らぬ顔で うどん食べて 密かにお金ごまかして去ってった Ah
昨日の男の 真似事したくて
九つ待てずに 夜四つ出掛けて
そして見つけたものは 的の外れた行燈
出逢った屋台 無茶苦茶だった...時そば
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放課後 夕焼け 教室は
静まり返って 一人だけ
呼ばれた気がして この場所で
いけない儀式を始めてる
震える指先で バンサラマッサ
この世の向こう側 覗き出した
いまさら あたしを呼び出しといて
五芒星の中 抱きしめたげる
めくるめく時が あなたを待つわ
あちらの世界で 愛してあげるから...バンサラマッサ
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終わりの始まり いつから どこから
気付けばいつしか 近くて遠くて
既読のラインの 返事がないまま
いら立ちばかりが 重なる 毎日
信じたはずの 幸せさえも
なのにすべては 私のせいね
なぜ 真夏の朝も真冬のようで
空 カーテン開けて見る気もしない
今 ぬくもりならば一つのベッド
ただ あの頃だけ...OKI-ZARI
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お帰り 今日もお帰り
18時の ただいまの
キスの後に微笑んで
お食事 準備してるの
何も何もしなくていい
椅子に座って 待っていてね
美味しい楽しい食卓
二人だけの お料理
全部全部食べてね
お残しなら だめだよ...幸せな食卓
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誘うような香りがほのか 灯りは
とまどいの あなたを照らす 微かに
生まれたまんまで 瞳を見つめて
触って 濡らして 唇 重ねて
こぼれている 満月の影で
ただ忘れて 私に 甘えて
隙間から夜風が撫でる 冷めない
とまどいを捨て去りながら 激しく
吐息と 吐息を 互いに奏でて...月下美人
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ショーウィンドウ映る 私涙顔
オレンジに染まる 街と人の波
さよならのデート そんな美術館
ヒマワリが霞む なんど拭っても
それから一人きりで 歩く歩道 秋の風に
流れる電車の音 思い切って 上を向いた
男なんてのあなた 一人だけじゃないし
この星で待つ 私の人どこかいるから
なんなら意地で 果ての...強がりなんかじゃない
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散らかった部屋に張った 隠し撮りしたポスター
地下鉄にオフィスルーム あなたを見守ってる
毎晩の妄想とか背徳感の中で
指先がなぞるまま 欲しがるほどに耽る
こっそり手に入れたの 飲んだ後の紙コップ
舌の先で味わう どれだけイけばいいの?
すました顔をして タイムカード
離れたデスクには あなたがいる...とても、とても一途
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夏の海岸線の カーブを曲がったら
いないはずのあなたを 隣に感じたり
悲しみなら風に消えて 思い出だけ残る
夢を少し見てただけね 朝になって覚めた
気だるげな昼下がり 車を止めたあと
一人きり道の駅 何か食べて休んでこう
信号が変わったら 交差点を右へ
日曜日にあなたと 行きつけだった店
瞼閉じて ...レモン・ワン・ドロップ
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心 体延ばして ミント色した香りの
そんなお風呂時間に 夏のお祭り 始まる
泡とシャワーの後に 濡れた髪を拭きながら
待ち合わせ友達と 夏のお祭り 出かけよう
ああ 花火の音が 聞こえてきた
わくわくの気持ち 高まってくる
鼻歌交じり開けた冷蔵庫
楽しみだったアイス食べられた
夢中でゲームしてる弟...シスコン
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世間は こんな時だけ 浴衣を着たがるなんて
何で?何で? いけない事を してるわけじゃないし
あたしら 二人の前で いちゃらぶ 目ざわりだから
何で?何で? 自由じゃないか 誰もしてることさ
虹色花火 弾けた
響かせながら 弾けた
恋人繋ぎ 誘って
明日の夢を 見上げた
屋台で買った焼き鳥 塩味な...べビカス
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憂鬱な溜息 雨の降る朝は
日曜のバスルーム シャワー浴びたなら
トーストを齧って テレビとか付けて
天気予報 どんより なにしたらいい?
ベッドにもう一度だけ寝転がる
天井見つめてふと 思い出す
カレンダーに あなたのバースデイ
プレゼントを 考えてみた
少し前に あなたが欲しがってた
クリケットの...虹とバースデー
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パラソルの花畑
太陽を浴びながら
アレコレを楽しんで
8月を ご自由に
河岸の駐車場
潮風に 停めたなら
ビーサンで 青色の
8月に 飛び出した
なんとかやりくって
やっと 連休が取れた...夏・肌・女の子
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お菓子片手 午後9時
PS4夢中 リビング
一人フューチャートーンで
パーフェクトを狙う 指つる
お風呂あがり パジャマで
お姉ちゃんが隣 今夜も
僕のコントローラー
無茶苦茶して奪う ひどいの!
濡れた髪がふわふわ 香る お姉ちゃん
シャンプーは専用の カレシができるやつ...お姉ちゃんの歌
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甘い香り 薄灯りの 部屋のなかで
今夜だけは 思うままに きつく抱いて
ワイン 余韻 火照った肌 海を泳ぐ
昨日 明日も なくし去って きつく抱いて
指先で焦らし 味わうたび
剥き出しの声で 応えてゆく
堕ちて堕ちるだけ いけないスリルに
壊れていい 貪り求める
頭の芯まで 貫く背徳
壊されたい ...一夜限りの・・・
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今日は楽しんだ
浅草 アメ横
ツリーに登って
自撮りで仲良く
アクセス特急で
成田に戻って
桃のカウンターに
遅れが3時間
最終電車 絶望的
平気な顔 友達なら...LCCどうでしょう
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海岸線 パラソルが三つほど
ちょっと 車を止めた カフェテラス前で
おひとり様 休日のスパゲティ
ヨットがゆら揺れてる 窓ごしに見てる
この後はどこへ 美術館で絵を見て
映画館ポップコーン アウトレット お買い物
なんて思って時計を見たら
今日は火曜日 10時6分
今日と明日間違えてた
仕事だっ...タイミング
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今夜限りの 月の灯りのその下で
そっと なぞった
互いの 白い横顔を
誰も見ないわ イケナイことを してみましょう
部屋に 隠れて
明日の 事は忘れたい
シーツの海で とろとろ溶けて
溺れるままに 堕ちゆくままに
表参道 坂道は
石畳 人もない...表参道(仮)
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なんか変なの
ちょっとオカシイの
どこか違うの
妙にズレてる
夢見てるのか?
夢が覚めたのか?
ここはどこなの?
ワケわかんない
赤い空を猫が泳ぎ
青い町は看板だらけ...キュービック・シュール
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夕暮れの海 水平線を
あなたと走る 車から眺め
寄せては返す波の薫り
開けた窓から 吹き抜ける国道
人の姿もぱらぱら 消えてく
まばらに揺れるパラソル 畳まれ
今夜はちょっとだけ テラスのバーで飲みましょ
星空を眺めて 二人の今に乾杯
ビル街の灯りが 灯り始めた19時
駐車場で車 止めて唇重ねた...海と街とカフェとあなたとあたし
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元町を降りたら 赤い門を潜って
チャイナタウンで食事
チャイナタウンで食事♪
提灯が連なり 金の龍も睨んで
黒猫飯店みっけ
チャイナタウンで食事♪
扉を開けたら 踊る賑わい
熱気の溢れる 厨房の音と
ご注文は?そうね 厚手のメニューをさして
あとは待つの少し お腹が鳴るのをなだめつつ...チャイナタウン食の漫遊記
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5番線ホーム 電車を待っている雨の日
買い物帰りすべてが ただ憂鬱な気分
扉が開いて ぱらぱら降りてくる人たち
私はそっと乗り込み 座席の端に座る
景色が動き出す 窓の外眺めて
心は上の空 あなたが浮かぶだけ
あの時の言葉は 嘘だったの?
クリスマスネオンの下 キスして
永遠を誓った 指輪なのに
今...カゲロウ
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町外れにある 寂れたお屋敷は どうやら
10年前から 空家のままだとか
興味のありそうな 友達を誘って 二人で
午前0時過ぎ そっと忍び込んだ
草の生い茂る庭を
照らしながら
蔦の張り付いた壁を見つけて
月明かりを 跳ね返す
割れた窓の硝子と
ぬるい風に 遠吠えが...赤い屋敷
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贅沢に取れた バカンスは一か月
一人きり自由に 羽伸ばす熱い夏
トランクを預け 出発のロビーまで
10時発 案内 タラップを昇ったら
7のFの窓際席
ベルト締めて 外を眺め
桃色の鳥が今 あの空に向かう
離陸前アナウンス 胸躍る時よ
始まりの滑走路 なにもかも乗せて
加速する快感が全身を駆ける...Fly! PEACH
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雨上がり 北野坂
異人館 歩きましょ
テラスでセイロンティーを
あなたとあたし
赤レンガ 風見鶏
思い馳せる 歴史へと
山の手 見晴しは
神戸の港
口の中転がした 苺トリュフ
とろける暖かさで 手を繋いで...KITAN Dream
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晴れの通天閣 大阪の空を突き抜けて
おばちゃん自転車で あめちゃんばら撒く商店街
来たで日本橋 でんでんタウンのオタロード
メイドが機関銃 あんたのハートを狙う
千日前の名物カレー
卵混ぜて お腹満たせ!
NGKで笑うために
エネルギーを チャージしろ!
ここは大阪 おもろいコトがすべて
どんな...大阪一番や!
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1A
真夜中すぎ ふと 目が覚めて 僕は
思い出した かの ように起き 上がる
B
暗いまま 静かに 降り始め 心の
S
鼓動が 早く感じる 足先 に何か当たり
廊下に 乾いた音が 周りを 金縛りする
2A
時間(とき)が動き 僕 は再び 歩く...(non title)
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淡く照らす月 テーブルのそばで
深い海の底 抜け殻をなぞる
涙色 滲んだ
アメジストの指輪
あなたはグラスを一つ 残してこの部屋を去り
コロンの香りがまるで 儚い夢物語
朝の光 ただ白々と壁に
カーテンごし まだ 終わらない夜と
酔いざめに火照った
肌さえも冷たく...MidnightBlue
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