ミリ子の投稿作品一覧
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また独り夜目が覚めた
今日もずっと君の所為だよ
針留めた時間を置いて
どっちにも属せないまま
前が見えなくて拒み続けた
私独り残したままで
今も過ぎていく
未完成だった夜は明けない
明日が見えずに泣いていたの
あの日君が引き上げてくれた...リリーの花束
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そうやって他人のこと見下して
そうやって他人のこと持ち出して
ねぇ 見てよ僕のこれ凄いでしょう?
ねぇ見て見て僕はほら偉いでしょう?
何も無い凡人の癖に
何も無い餌をぶら下げ
何でも無い壱人芝居を
何でも無いだってあんたら
自称したら本当のことが嘘みたい分からなくて
3+3から覗いていたら僕はもう忘...コンプレックスアートを召上れ
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息つく前に溢れてた
消せない嘘を噛みしめた
飲み込むたびに吐き出してた
君が教えた理想を
あの日僕に魅せた
君が創るノンフィクションを
あの日廃になった
繋いだ手のイメージも
先に逝っては思い出すから
形の無い祈りだけ奪って...モナリザの涙
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嗚呼もう疲れたの
さんざめいた歌の様に
飽きてゆくなら
嘘で埋めようか
泣き疲れたの
散々嘆いたエラ呼吸で
溺れゆくなら
それも本望だ
ねえ馬鹿みたいだって
自覚ないんだって...アプルーバルの食餌
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つめの先 掬ぶ指 知能足らずで
投げられた言葉たち 語彙不足で
アクリル板で囲んで閉じ込めた
狭い せかい 泳いでるの
未来なんて見えなくても
明日が来るかも分からずに
君に何て言えるのだろう
このまま溶け出せたらいいのにな
足の先 並ぶ靴 役不足で
視線ごと切り取りたい 影被せて...推定コンピュータ
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着飾っても不慣れな居心地で
目を擦っても立ち眩みは消えず
明後日を見て 知らない振りの本音
だってそうでしょ夜眠れない少女
ママは悲願してた
自分がヒロインの物語を
やがて華は散っていくの
何て 物悲しいお伽話ね
明日も夢見れないわたし
大人振って涙隠すの...アドレセンス・シークレット
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ねえ ほらそうやって 手を振ってほら 子供みたいに
ねえ ほらそうやって 手を引いた また子供騙しって
ほら僕は傷付いてまた昨日みたいに
ねえほら君も気付いてんでしょ?本当はさ
「明日雨になるよ だってね祈ったんだ
ねえまたあの日の事 再現しようか」
弾けた馨る鉄の声と涙流すBB弾
夢掴め 此処はイ...ハッピーエンドは続かない/flower・心華
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なんで君は泣いてるの
なんで君はいつも独りで
なんで君は泣いてるの
なんで君はいつでもそう
なんで僕は泣いてるの
なんで僕はいつも独りで
なんで君は僕に笑って
なんで僕は嬉しい
どんな嘘 囁いても最後はみんなが独りで
僕足す君して足しても弐にはならない...虚像の愛に溺れている
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判ったんだ勝手なあのルールがあの朝に
眠ったんだ勝手に もうゴールは来ないよ
盗んだんだ あんたがあのルールを脳内を
眠ったんだ勝手に もうルールは要らないよ
手を突っ込んだら足まで出てきて
もう僕はまるで踊る人形だ
だんだん汗まで噴き出して
あの時までは
誰が死んだら神になれると吹き込んだあの...スーサイドダンスにご用心
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白線で目隠した
現実は虚無感で
助けて欲しかったの
掛け算は不得意で
君に貰った言葉
現実は単純で
白で塗り潰せば
君だけが完全で
ねえ此処においで此処まで来なよ
二人ならば怖くないでしょ...メアリー・スーを殺さないで
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靴の裏側を隠して歩いた
行方知れずの気持ち何処か棄てたくて
こびりつく声に刃物を忍ばせ
翻す君の目とても重たくて
理科室に隠した感情
あの日見た君みたいね
軽率な欲の中で赦してと乞いたんた
ものくろの善悪に塗れて無我夢中で踊るだけ
我儘な君なんて要らない
意図辿って愛頂戴頂戴...境界性ラインアート
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しにたいって泣いて泣いて
苦しいって泣いて
しにたいって泣いて鳴いて 苦しいって切って裂いて
張り付いた境界線は嫌いな僕の数で
不安な声で歌って囁き合う 嫌いな僕をぼくを忘れさせて
夢中で滑稽なダンスを踊り合って嘘の愛を零したんだ
自己愛に塗れて自己嫌悪墜ちてく
涙の数だけ強くなんて嘘じゃん
手を繋...マゾヒスティック感情論
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茜色の染み込む校舎裏の
目見下ろす4本の足跡を辿る
花壇 子猫が鳴いた先に君の視線
「嗚呼嫌な事ばかりだ」
零れた声で耳が痛くなって
もうやめちゃおうかな
湿った風が肌に絡みついて
未完成自虐少女は
ひたすらに明日に逆らった
傷を付けた両腕に哀しい気持ちすら無くて...猫と花壇
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ずっとずっと一緒だからねって言ったね
ずっとずっと息吐くように今日も嘘つく
気持ちは不必要料を詰めて溢れた
もう無いはずの影追いかけて君を待つ
好きだって好きだって言ったの
私だけを見ていてくれるよと
嘘だって嘘だって知らない
君が側に居てくれるなら
あの日に記入した個人情報暗記♡
君の起きる時間無...純情やんでれーしょん
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はあって吐き出した溜息
噛んで丸めて転がした
何て退屈な午前8時
今日も漂う雲みたい
だって何かが起こりそうで
だって何も起こらないの
だって私がキライなのは
なんてことない君予報
午後6時のはにかむ笑顔は魔法
言葉ひとつ吐き出す呪文も忘れそうだ...感覚てれぱしー
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ひっくり返した裏の裏の言葉の意味を感じてさ
もう見えなくなった文字列さえ縋り付いて泣き出した
インクで消した最後の想いを手紙みたいに並べてさ
真っ暗闇の示すその意図に何の意味もありゃしない
目隠しで歩いて三歩
細い細い吊橋の最後
鈍器で殴られたようなキレイキライ警告
もう散々狂って泣いたって後戻りは...不完全劣等ガール