虎鈴(詩唄)の投稿作品一覧
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きみの涙の落ちる音で
目が覚めた
触れられて ぶつかって
くしゃくしゃの心、ゆれて
笑うたび 許すたび
こぼれそうになる
きみの二度目のまばたきで
泣きそうだ
夢じゃない 嘘じゃない
本当にここに、きみは...Sleeping Baby
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あなたがいなくなって
わたしは薄くなったみたい
世界は音を無くし
誰も声は届かない
あなたがいなくなって
わたしは色褪せたみたい
世界は色を無くし
白と黒で潰されている
ああ この手に触れたものは
温かで 優しくて そして消える...星になる
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優しかったあなた
心奪われた 愛婉の人
あの影を追った
あなたの背中に 惹かれていたの
ねえ、私を見て そんな夢の中
あなたはまだ遠い
いま、どこにいるの? 軋んでいく心
悲鳴をあげる前に
愛の重みで沈んだ身体
違う人を愛せば、よかった?...MY PAIN
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君と死にたいんだ
1人は怖いんだ
二人ひとつなんだ
でも君はいないんだ
君が 君が 好きなんだ
ただ それだけだったんだ
君を 君を 失って
ここは海になる
ほら沈んだ 見えないね
息がなくなる 苦しいよ...ウィスパー
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捨てられなかった過去を集めた
古いガラクタだけのロボットが
右手を差し出して語りかけるよ
「ハロー、ミスター。まだボクを覚えてますね」
白でも黒でもなく
イエスもノーもない
想いを語れない
旧式ロボット
心臓はここにあるよ 心はここにないよ
ぶつかって壊れることを恐れた...イッツ マイ ロボット
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きみに抱きしめてほしいよ
きみだけ それだけでいいのに
きみと愛を誓った
あの日をまだ覚えてるよ
でもほら足りないんだ
きみのぬくもりが足りないよ
きっとふたりは永遠で
愛を囁き続けている
だけどいつも返事がなくて
わたしは きみだけでいいのに...おくりうた
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不器用な生き方だね
どうしてそんな風に笑うの
君はとてもまっすぐだ
僕はそんなとこが大嫌いだ
約束を信じることが
君の生きるすべてなの?
形だけの愛は いらないんだよ
ねえ 疲れたろう?
泣いていいんだよ
君が好きなのは...嘘吐きは誰だ
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君がくれたこぼれる愛も
今じゃ行き場のない 心の欠片
日々落としていた 丸い粒は
何を意味していたのだろう?
自然とずれた その隙間には
いつしか影がかかっていて
まるで君は太陽だから
明るくて僕には見えなかった
君がいなきゃ晩秋でさえ
寒がりの僕には 苦しくて...晩冬歌
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出会いを運命だと信じるならば
生まれ変わりもあるでしょう?
この手は離さないと誓ったから
また出会うときがくるんだよ
ぼくのゆめはさめないだろう
それがきっとうんめいだから
だけどいつかかえってくるよ
ぼくの場所はここなのだから
わたしは何度眠り落ちればいい?
どんな朝もきみがいないの...Please Get Up
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A
僕が終わる前に
世界が終わったら
きっと君と僕は
永久(とわ)にひとつなのに
A
君がくれる花は
いつも綺麗だった
抱えきれないから
君に居て欲しい...きみにいまさよなら
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忘れないで どうか覚えていて
きみがぼくと生きた時代を
優しくて とても悲しくて
素晴らしきこの世界を
“終焉はどうか優しく”
白き天使 きみは祈る
永遠を 願いながら
青き光を 胸に抱く
愛だけは 永遠だと
そんな嘘は切なすぎて...慈悲と罪のマリア
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A
架け離された運命の星
黒く遠い空で嘆いてる
淡く夢見た白い季節は
ここにはもうない
B
星達は今動き出す
小さな僕等の運命宿し
遠く離れた世界から
僕等は出会った...幾千の時
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幾千の時を超えて 僕等は二人出会う
架け離された運命の星
黒く遠い空で嘆いてる
淡く夢見た白い季節は
ここにはもうない
星達は今動き出す
小さな僕等の運命宿し
遠く離れた世界から
僕等は出会った
幾千の時を越えて 僕等は二人出会う...幾千の時
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遠くへ行った
どこへ行ったの
君が迷子になった日
さよならさえも
告げられぬまま
映像が流れてゆく
僕は 君に 伝えたかった
絶えず 想う この気持ちは
今は 君に 会いたいだけ
ただ抱きしめたい...あしたのひかり
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遠くても よかったの
いるだけで 幸せだと
知らなくても 構わない
生きることが 素晴らしいと
始まりなんて ありはしないの
終わりに 近づいて ゆくだけ
あなたを愛せて 幸せなのです
これでいいの これだけでいい
願いはしないから ただ眠りを
わたしを愛してくれる...Eternal Dreamer
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誰かのために 君は泣いてた
わからないまま泣いてたのでしょう
他人のために 何かするのは
本当はとても難しいこと
「優しくなんかない」
弱いだけなの、と
また 泣いてたの?
誰かのために 泣ける君は
きっと 誰より 優しいひと
疲れただろう? もういいんだよ...なみだむし
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S
君が零した その涙も
きっとどこかで誰かを救うよ
だから信じて そのままでいい
君は君の ありのままがいい
A
もしも誰かが 誰かに勝った
それはつまり誰か 負けたということ
その悔しさは ひとを強くする
だからその誰かは 誰かを守れる...For give
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朝は ひとり 誰も いないの
夜は ふたり 傍に いるだけ
愛の 証 二度の 接吻(キス)だけ
愛は いくら? 量れないほど
ねえ 聞こえたの
ほら 喘いでる
誰かが 泣いてる
虚ろな 瞳(め)をした、誰?
適度な距離
プラトニック...BLUE DIARY(仮)
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Aメロ
長い影をひきずって
お囃子(おはやし)の声を遠くして
儚い君を抱いて(いだいて)
寄り添う 夏の夜のこと
Bメロ
遠くで花火の音がした
どこかで終わる音がする
サビ
どうかどうか もう少しだけ...線香夢花火
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扉を叩く音が聞こえた
あなたかしらと 期待したの
いつだってその音は気のせいで
扉の向こうは 誰もいないの
神様なんて 信じてなかった
信じたら 会える気がしたの
心の扉が音をたてた
きっと誰もいないんでしょう
あなたが教えてくれたこと
「ひとはひとり なんかじゃない」...人人
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地球は何故丸いのに
あなたとわたしは出会えないの
あなたは今笑ってますか
あなたは今幸せですか
地球は何故丸いのに
あなたとわたしは出会えないの
あなたは今ひとりですか
あなたは今寂しいですか
この声は どれほど遠くまで聞こえるの
もしいつか 届くのなら...だって地球は廻るから
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寂しさを心の
深いとこに隠した
笑顔を張り付けて
君を送り出した 十八の夏
こんな別れが来るなら
もっと二人でいれば、
もっと思い出作れば、
良かったね、なんて 泣きたいくせに
いつしか嘘をつくのが
うまくなったみたいだ...嘘吐き
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A
朝を歩けば 乾き風が
わたしの髪をそっと撫でる
夜を歩けば 秋の声が
静か 胸に 響いてくる
B
秋の虫も 人と同じ
秋が終われば 直に消える
S
儚き命が 空に鳴く...鈴虫
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片目の男は言いました
「僕は素敵な帽子屋さ」
独りの少女は言いました
「素敵な帽子をくださいな」
黒のsilk hat 赤のberet
灰のhunting 茶のstraw hat
soft hatの男は笑う
さあさ 素敵な帽子はいかが
きっと今しか出逢えない
さあさ お嬢さんよっといでよ...アイズ
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きみに 届かなくなる前に
どこまでも 飛んでけ
鍵のない窓の外
きみが見える 胸が痛い
あの窓を割ったら
きみに会えるかな
きみに手紙を書くよ
赤の箱はない ただの飛行機
積み重なった手紙
ぼくときみの きずな...WHITE
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ねえ 愛ってなんですか
小さな箱 これが愛ですか
ねえ 愛するということは
あなたを傷つけることですか
暗い闇で もがいて
触れたものを 握りつぶすように
永久の闇に うずめて
見えなくなる きっといなくなる
誰かがいる だとか
そんなのはどうでもよくて...傷だらけ愛だらけ
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A
真白のドアがありました
ぼくはそれを押しました
真白のドアは何も言わず
ぼくをただただ見下ろす
A
真白のドアがありました
ぼくはそれを引きました
真白のドアは笑うように
そこにただただ立っていた...ホワイトドアーズ
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友達の友達の紹介で会った君は
恥ずかしそうにはにかんで 「はじめまして」といった
それからすぐに僕たちは仲良くなっていって
それがずっと続くと思っていたのに
どこで僕たちは間違えたんだろう
君を大切にしたかった
どうしてこうなってしまったんだろう
GoodBye GoodBye
泣きながら 笑いなが...泣き虫バタフライ
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この村の人を僕は 皆知ってる
今日もまたひとりふたりと 何処かへ行った
幼き日から住んでいた 美しい場所
広い世界の為に ダムに沈むらしい
僕らが通った学校は もう今は失い(ない)
自転車で駆け巡った道は タイヤの跡
僕らが何を求めたというの?
この場所だけでよかったのに
広い世界は僕らに厳しいよう...スモールワールド
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特には何もいりませんから、
君がいればそれでいいから、
僕を許してください
世界が終わる音がする
僕を呼んでる声がする
そっと後ろを振り向いて
僕は幸せな夢を見ました
君がいて、僕がいた。
夢は朝が来れば醒めてしまう
夜と朝 鏡合わせ...アイウォントフォーエバー
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小さく泣いてるきみの
小さな手を取って
ぼくがリードするから
狭い世界で 踊ろうか
きみのためだけに流れる旋律が
きみの涙を また誘う
廻れ舞われ 狭いホールで
きみは誰より美しい
詠え唄え ぼくのためだけに
だからぼくはきみのために、...For Me
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3分前の貴方の熱が
もう恋しくなってる
伸ばした髪も 薄い化粧も
貴方のためだった
クリスマスも要らない
誕生日も要らない
欲しいのは 貴方だけ
壊れるくらい抱き締めた
殺しそうなほど愛した
貴方を知る人間を消したかった...狂愛LOVER
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きみはそんなの寂しいといって泣き出すけれど
つまらない人間たちなんていないほうが楽なんだよ。
砦でも築いて
此処に閉じ込めて欲しいくらい。
濃霧に包まれたような世界なんてさ、捨てちゃえばいいよ。
世界が人をつくるんじゃなくて
神様が人をつくるのさ。
今ぼくときみがここにいるのはただの日常で
日常に隠...きみとぼくと。
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ぼくの背中に 翼はないけど
どんな時代(とき)だって
どんな場所だって
越えていける想いがある
ぼくの心は 強くないけど
どんな壁だって
どんな邪魔だって
きみがいるなら越えられる
午前零時どんなに疲れていても
明日になったら きっとまたきみと逢えるから...翼のない神様
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花が咲いたよ 綺麗な花が
いつの日にか 色褪せるけど
僕もいつかは いつの日にか
色褪せていって 消えちゃうのかな
花弁みたいに散ってくのは
少し寂しいかな
花が咲いてる 可愛い花が
いつの日にか 色褪せるけど
僕もいつかは いつの日にか
色褪せていって 消えちゃうんだろう...Flower