涼風涼雨の投稿作品一覧
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君の後ろ 丘の向こう
過去に消えた 未来の日
強く降った雨 流された
土のその下に 消えた未来の都市
廃墟の中 光る影
誰かのホログラム
浮かび上がるのは 赤い空
大きな光と 鉄の人
いつか辿りつく 結末を
僕は受け入れる事は出来ない...鉄巨人第1部より 過去の未来
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遠く 遠く 時間は過ぎた
淡く 光る 思い出達よ
誰もかもが 忘れかけていた
雲の隙間 青い景色を
緑溢れて 風が流れて
降り立った船を捨てて
走り出した 色彩の
産まれ来る波の向こう
壊れ果てた鉄巨人(きみ)の手に
遠く 遠く 時間は過ぎた...鉄巨人第1部より カレイドスコープ
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溶けた 大地 その下に
とても懐かしい街並
遠い 昔 過ぎ去った
壊れかけたあの風景
繰り返したく無いの
強い悲しみを
僕が今 立っている この場所は
空の果てまで届く 辛い思いの場所
(過ちに怯えては) 震えてた 逃げていた
そんな僕自身が 嫌いで...鉄巨人第1部より ACID RAIN
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天空のアナスタシア
僕たちの夢だった
遠い新しい世界を
見つけ出す船だった
希望の名前を付けたの
昨日まで居た
小さな家も
きっと消えたんだ 宝物も
憧れた未来に
近づく架け橋になれ...鉄巨人第1部より 天空のアナスタシア
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Sepia -riri noise-
いつか出来るはずと
今日も疲れ果てたよ
遠い夕日を見て 明日を思い
多分今日の夜も 眠れないかな
いつか出来るのかな
不安大きくなるの
僕は見た目どおり 弱虫だから
誰かの優しさに 躓くでしょう
この気持ち 知って欲しくて...Sepia -riri noise-
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どんなに 辛い時でも
別れはいつも笑顔で
逃げ遅れた訳じゃない
自分の意思で居たの
突然来た助けなど
立場を守りたいだけ
君は大きな手でさよならを
引き離される二人
分厚い雲を 突き抜けた先
見下ろした(見上げた) この星は...鉄巨人第1部より One
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人と出会って 友になって
皆で話す あの帰り道
どれだけ時が過ぎても
変わらず残っているの?
気づけば時代にのまれ
何かを忘れていたよ
あの時の風さえ 思い出せるよ 少し強く
僕達を包んで 流れていった 帰り道
悲しい時は 励まされて
家に着くのが 遅くなった...帰り道
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Sepia~chu chu noise~
悲しみを忘れられたなら
僕達は強くなれたかな?
何かを始める時にさえ
要らない言葉が邪魔をして
ah いつでも
ah 不安で
ah 心に 雑音が
ah 溢れて
うつむいた毎日も...Sepia ~chu chu noise~
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夢路
一人になると
思い出すよ あの頃を
幼い自分 仲間たちと
歩んだ日
曖昧な距離は
会いたくて会えない
湧き上がる寂しさ
暗い帰り道
思いよ届け 寒空の下...夢路
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影二つ
明日の今頃
きっと泣いている
逃げられない日々
ずっと眠りたい
こんなに 冷えた腕に
気づかず 少し疲れたの
行き場失えば
それは寂しくて
今日の眠る頃...影二つ
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黒のエーテル
気づけば 世界に
僕と君の
影しか見えない
取り残され
遠くに浮かんだ
大きな船には
逃げた人たちが
楽しげに歌を歌うの
僕の肌は冷えていくの...~鉄巨人より~ 黒のエーテル
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仮想現実
壊した物に 目を背け
誰かを責めて 自分を守りたいだけで
どんなに上手く いかなくても
違った日々は来るはずはないの
いっそ この世界を捨てられたなら
幸せ求めて泣く事も無かった
寂しいよ
何かを二つ 貰えるなら
逃げない勇気 怒りを包む優しさ...~鉄巨人より~ 仮想現実
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星の命
消えていく光
潰される程の雲
枯れていく木々と
不安に怯える人よ
逃げていく強さ
取り残される弱さ
真っ赤に目を腫らして 君は叫ぶ
過ちを繰り返す人々へ
空は 今に 落ちてしまうと...~鉄巨人より~ 星の命
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君はいつから居るの
そんな暗い顔して
多分この先の事
抱えて悩んでいる
晴れない雲の海
消えた光と
息の詰まる空気
僕らはどうなるの
いつまでも同じで居る事
出来ないと分かっていたはず...鉄巨人第1部より Monument
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赤い目をした 白い肌
細かい傷と 溢れる涙
青赤黄紫(しきさい)の中 一人きり
壊れてなんていないのになぜ
同じでいる事に
何の意味があるのだろう
あの日
造られた瞬間捨てられて
路地裏 暗がりに響く歌
優しい誰かの胸に...アルビノ
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あの丘を 越えた先
透き通るこの風
なぜだろう 足取りは
急に重たくなるの
諦めることなんて
目を瞑ればいいの
僕は弱虫だから
失う事が怖いの
そこには そこには
変わらない横顔...近未来都市最終部より 約束の場所
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要らないよ 一人きりの夢とか
強がって歩いていく毎日さえ
要らないよ 誰かを捨てて掴む
成功や 自分のための欲望も
今 僕は気づいたんだ
君が居ればそれでいいこと
高い夢を求め
気がついた一人で生きる悔しさに
今も帰る 場所はあるの
今も帰る 場所はあるよ...近未来都市最終部より 理想の世界
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強い眼差し
淀み無い空
苦しいくらい
一面の青
眩しい夢
時々流した涙
優しい声 優しい腕 優しい歌
消えそうな程
震える鼓動
小さな強さ...近未来都市最終部より Angel's Radio
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遠くに降るあの雨に
打たれればもう終わりなの
悲しい時はいつでも
無理をして笑っていたよ
本当の気持ちさえ
抑え込んで
強がることで生きてきた
届けたい感情
伝えたい言葉さえ
黒い雨は全て飲み込んで...近未来都市最終部より 黒い雨
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約束の場所へ
ビルとビルの隙間に隠れ
小さな花が瓦礫の山を包み
草木の種が
地面に落ちていく
こぼれた灯りは
辺りを照らしている
ここは
優しい風の通り道
誰にも見つけられない...近未来都市最終部より 約束の場所へ
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この道は何処まであるの
終わりなんて想像もつかなくて
この萎えた身体と足で
休む事も忘れて走っていた
目をつむる度
負けてしまいそうな自分がいる
つまづき膝を付く
滲んだ血の跡
それでも前だけを見据え
いつかは辿り着けるはず...近未来都市最終部より ルート22
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焼けた街は 面影も無い
歩き出せば 壊れかけた広場
足の裏は傷だらけなの
けれど僕は立ち止まれない
あの場所の 風の香り
それだけは 変わらないはず
街の外 降り出した雨は黒く
思い出した 幼い頃を
変わり映えの無い 優しい時を
何気無い日々の中の...近未来都市最終部より 荒廃都市
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世界に平等や
全てが平和とか
そんなものは無いと気づいた
何かを守るには
何かを捨てるしか
道は残されてはいないの
ときおり 響く歌は
疲れたこの胸に突き刺さるの
君の事 置き去りにして
世界を救うなんて...近未来都市第2部より 約束
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消えていく人のために
歌う歌なんかじゃない
残された人が全て受け入れ
悲しくて目を腫らした
その傷を癒すために
この声を空に向けて歌うの
(どんな時も)
大切なものほど
音を立てて崩れ
涙を堪えるなんて...近未来都市第2部より レクイエム
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いらない物なんて無いと
気づけば大人になれるかな
彼にも心が芽生えて
弱さは優しさだと知った
目覚めた彼は僕達を守る
盾になって
自分を産んだ誰かに対し
刃を向けて泣いた
繋いだ手と手
機械と人と...近未来都市第2部より 【 i 】
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皆のためと
聞いていたのに
星の無い空に
溢れ出す光
いつから僕らは
見捨てられたんだろう
空の果てまで 届く梯子に
僕は登れなくて
寒い世界を 手を取り合って
今日も生きていくの...近未来都市第2部 再生世界より 『軌道エレベータ』
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胸の中 黒いもや
ぐしゃぐしゃの思い
戻れない出来事に悩まされて
いつまでも 泣いててごめん
誰もが思う程 私は強く無いよ
溢れ出すこの感情の波
抑えれば上手く出来ると
そう信じていた
思い出に浸っては
前に進めない...近未来都市第2部より 『感情の波』
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どんな物でさえも
いつかは壊れると
自分を抑えつけて
ひび割れた道から
溢れ出す緑は
なぜか寂しく見えた
弱さに気づいた人は
誰かに手を差し伸べて
助ける事を覚えたんだ
恥ずかしくなんて無い...近未来都市第2部 再生世界
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壊れた街を後にして
走り出す未来へ
悲しくなんてない、今は
自分の弱さも
許せない昨日も全部
消えてしまうような気持ち
初めて見る 空の青さ
言葉に出来ずに
思いを歌に乗せて
届けたい貴方に...~近未来都市より~ Escape
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瓦礫の隅に隠れては
歩き出す事に怯えていた
この場所を逃げ出せたなら
明るい世界は見えたのかな
ホログラムで見た
青い空目指して
鉄の巨人は優しすぎて
街を綺麗にしているだけなの
大地に水を 大気に風を
全て壊した人に刃を...~近未来都市より~ 鉄巨人
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荒れ果てた町、瓦礫の山で水は濁ってまずい
僕たちだけが手を取り合っているの
誰一人、欠けることなくあの空の中、遠く
飛び立てる日を夢に見ているの
見つけたのはまだ最近 僕らの翼を見つけた
動いて!力の限り羽根を広げ
眠った時代の波に終わり告げて
あんなに苦しくて辛かった日々さえも
みんなで乗り越えて...鉄の鳥
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銀の夢が落ちる場所には
黒い雨が降って
街も人も優しささえも
溶けて消えてしまう
重ねた手で 助けることに
気が付いて 空を憎んだ
人のエゴが消えさる時に
その夢は途切れて
黄金色の夢へと変わり
あなたを包むでしょう...銀の夢
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息を止めて気配を消して
立ち止まると一人になれる
風の音は雑音に消え
街灯には捨てられた猫
夢を見てたわ 長い夢を
街は飲まれた 人の波に
疲れたことにやっと気づく
公園の隅 捨てられた猫
一人で生きていくにはもう
寒すぎる時代で...都市
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優しい声が 街を包んで
心に響く 天使の歌
悲しい時や 泣きたい時も
心に残る 天使の音色(ねいろ)
いつも思う
無限(とわ)の詩(うた)その言葉は
どこまでも行く世界を
空の果てその先まで
苦しみ乗せて
人に言えない 痛みを抱いて...無限の詩
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誰も怠けてなんていないよ
その口を引き裂いていい?
そうだ、あなたは狭い世界で
ただ背伸びしてるだけ。
こんな場所にいられない
出口は遠くて
空が赤かったら 雪が黒かったら
それも美しいと 感じていたのかな?
与えられた役を 演じつづけるより
僕の居場所を求めて...置き手紙
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