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溶かした白い角砂糖
止めどなく消えてゆく
煤けた土砂降りの朝と
俎板を叩く音
忙しのない地図の中
テレビでは誰かが叫んでいる
一人分のトースト
ズル休みの味に勝てなくて
明ける夜に 返した通り
まだ白いスケジュール...リフェクトリ 歌詞
歩く人
天気雨の原理
思い出した ここで憂いた天象
見間違いの様な 真実の様な
この前線の中 絵の具が垂れて
欲張りだったあの時の様に靴を蹴った
思い出した 遠くで光っていた
稲妻の様な 癇癪の様な
到底は動けない 忘れた傘を
的外れの占いを請う日々でいっか
思い出した ここで描いた天象...天気雨の原理 歌詞
歩く人
傷だらけの指が紡いだ この夏の
涼しい部屋の中二人だけで 秘密を増やして
何時からか 白く甘い花畑みたいな言葉も
口にしない そういうものなんでしょう 時間が過ぎるのは
波風に流されてた 真夏の合図を
忘れぬ様に飛ばして
絵空事ごとみたい 幻想を描いたまま
冷房の低温が響くだけの この部屋で
時が...トレンチ 歌詞
歩く人
足りないものを全部明日へ託すから
曇天の上をただ歩いて
寂れた空気が今日も漂う世界
誰かの後ろ指に気づかずに
ガラクタばっかでこの部屋を埋めるから
天空の風を纏う様に
壊れた欠片を拾い集めて汚れた手を
見つめた「ああ、まだ待っていて」
動けないあなたの手を取って
これからの話を夜が明けるまで...SEPIA NOTES 歌詞
歩く人
ゴーストレストラン
蔓延る 退屈な6時間
見たことのないミルフィーユ
アピタイザー
気まぐれ シンクから零れ落ちてゆく
音のしないダンスホールを借りて
御気に召す儘に(as you like it)
ナイフに映り込む
せわしなく働く幽霊 浮かぶフォーク
黄金のアントレを平らげる頃には...ゴーストレストラン 歌詞
歩く人
窓に映る集合住宅
いつもの昼の静けさが 恋しくなって
二度寝の催眠に落ちる
虹が見える 遠くの方に
前触れなく消えていく
箒星の様に
核家族が住む集合住宅
ポスティングをゴミ箱に 入れる日曜
五度目の昏睡に落ちる
捨てた単位を取り戻す様に...メゾン 歌詞
歩く人
深夜ただ一人 青い光に照らされている
下らないこの価値の判定 いつかくるのさ
価値を確かめる ひどい数字に苛まれている
横に並ぶ天才の声 夜が沈む
深夜ただ一人 青い光に照らされている
寝静まるこの街もどうせ 明日が来るのさ
愛を確かめる そんな合言葉を拗らせて
何にもない僕を絞るように 時が進む
...CREATION 歌詞
歩く人
照明が 消えている
浴槽の中 考えて
忘れたい 言葉を唱えている
到底は 忘れない
煌びやかな姿 白い腕
冥界で隠れ彷徨う羽
自販機のコーラみたい
溢れた水滴を零さない様に
誰も見てないけど
味気の無い 道の上で...天使 歌詞
歩く人
今日を待ちかねた私は 水を涸らして
I know 知らないふりで待ったことも情けないね
くだらないこと 生まれ落ちてきたこと
朝食を食らいまたベッドで窓を見て
ゆらゆら 隠れてしまったストーリー 白いランプ
ふらふら 何もない日曜日を ただただ貪りあって
くだらないこと 部屋の葉が枯れていたこと
惘...flare 歌詞
歩く人
こちら都市環状高速
橙色に囲まれて
知らない人が見れば
単なるうねるネオンの迷路だろう
こちら電波受信圏外
教育テレビを眺めて
ズル休みもだんだん手について
今日もどこにも行かないのに
なんで私を連れ去っていくの
ここで交わった 二人の距離は...11 vapor lamp 歌詞
歩く人
ずっと 彷徨っていたっけ
まだ 見えないけど
落としたものを全部
拾い集めた今日だ
ずっと 泳いでいたっけ
まだ 見えないけど
壊れたものだらけの
東亰海底谷は何処か
何億年の旅 ガラスに詰めた文字
読まれる事はない...東亰海底谷 歌詞
歩く人
60㎥ 隣まで何cm
この部屋で泣いたことは 私たちの秘密よ
足の踏み場も無い それくらい許して
この部屋でにやけたこと バラしたら罰ゲームね
ダンボールが積まれ崩れて 一人立っていた
時計がカチカチと響く中 窓を開けた
なんにもない 私みたい この部屋の中には
途轍もない数の真夜中が 光っている ...One Room 歌詞
歩く人
雲隠れを続けた 天使を買って瓶に入れ
クラスメイト見つけて 隠れるスーパーの棚
飛んでいく鳥を見て テストがないと浮かれて
変な味のガム噛んた 頭が良くなりそうだ
アジアの香辛料は 酸っぱくて辛くて
今日も甘い味の雲を 千切って食べていた
初めて会ったのは 今日の午前2時過ぎの事
深夜歩いていた ラ...浮くおふとん 歌詞
歩く人
はるのけしき およいだかぜ
カラフルおと はじけるだけ
かわにおちた マーブルカラー
はこばれていく みなみのほうへ
読んでいた本の街の中は淡い水色
駆けだしたあなたの方へ
春最初の風が吹く前に
地図のどこにも描かれていない
「はるがこないまち」へ行こう
みなもをうつ はいいろぐも...はるがこないまち 歌詞
歩く人
レインコートが踊る 空は今日も不機嫌で
ネオンライトの渦が 夜の街を包んでいる
切れかかった電球の フィラメントが雨を照らし
雨粒伝う窓 一枚超しには東京の行列
が駅に伸びてる 終わらない阿弥陀籤
電子回路の様な 路線図を見上げている
高架線水面を走る波面を見つめた
前線追いやって光る星を映したい
...night (t)rain 歌詞
歩く人
青い 晴天
藍色の春は過ぎ去って
一つ 一つ
奪われたの19歳
歩く 街は
自由帳みたいな色彩で
モノクロ―ム グラデーション
落書きの僕は今日も
目が覚めて寝るまでの中で
何回 笑って...君は大人になっていく 歌詞
歩く人