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錆びた鉄屑の舞台で厭う人形劇の館
眠れない夜を巡る
小さな子供の影が見えた
遣る瀬無い夜の瀬を縫う
凍り付いた感情を溶かした
人を傷付ける事しか出来ないその口が
世界平和を謳うか
真夜中三時の汽笛が
夜空を越えて
古い童話の牧場に届いたなら...廃世界探訪と空想模型
凪揺
既婚者、子供がいない
障害者が増える世界
きっとみんな子孫に
苦労をさせたくなくて
子供を生みたくないんだろうな
どこかにその気持ちがあって
世間の目や陰口、いじめが怖い
赤ちゃんを育てられるかわからない
無理かもしれない
欲しいのに欲しくない...矛盾してること
megumily
僕は宇宙だった
それは何百億年も前
だから宇宙の気持ちが分かる
僕の中の神様は正直な人が好きみたい
僕が正直に言葉で言ってしまった時、大笑いしてたんだ
「いいぞ、その調子だ」って
だからこれでいいんだと思った
心のままに、尊
僕の心を信じてくれてありがとう
これからも人の心を信じて生きていきます神のみぞ知る神の心
猫老
いつか思ってしまうことかしら?
デブの旦那気持ち悪い 冷めちゃうのかな
検索すれば出てくる悪いワード
見る度に残念になりがっかりするよ
苦戦してしまう 思い悩めるのはいつも
世間体気にしちゃっておかしいかなって思うから
太っていようが関係ない
ブスだろうが関係ない
君は君のままでいい
そのままが一番...ふたりのままでいつまでも
megumily
桜が咲くと桜祭りがやってくる来月頃
去年のように写真を撮ったり食べたり楽しみたいね
お子ちゃまなブルーシート
屋台が賑わう中
座って食べた焼きそば
また行こうね 約束した
今年は満開であれ
舞桜も味ある
キレイで美しい花
2人ならなんでもいい...桜祭りが楽しみ
megumily
きっと、忘れないでしょう
あの日の焼けた、陽の差す横顔
あなたの震える身体を抱いて
魔笛に耳澄ます午後の伽藍堂
きっと、忘れないでしょう
静かに咲き散る花弁に月と微笑
私は此処で、夢のまにまにを
嗚呼、眼に映る、景色が色褪せてゆく
嗚呼、この手で、千々に切り裂いてしまいたい
私に名前が在るなら、滴る...葉桜と魔笛
ミア
埋没された夢の汀で 躍る夜の静寂を抜け
忘れじの花 空を抜ける 鏡の中 私は揺れる
枕詞で舵を切った 齊は崩れ錯乱してる
統一されたアイソレート 只の言葉の価値が無くなって
落ちる果実は贋の様
辟易の壁 受け容れる事も出来ず
既に飽いてるイニシアチブの綱渡り
醒めた挿絵と乱丁
間違いもせず染まる文字...Peregrinus
凪揺
昔、ある森の奥に魔女と呼ばれる者が住んでいました
ある日、人が訪ねて来ました
「いい匂いだね、今日は何を作っているの?」
魔女は言いました
「子供を・・・ね、」
その人はその時こう解釈しました
「子供が死んだ噂は本当⁉︎という事は今のは・・・‼︎」
魔女は言葉足らずです
こどもを想いながらご飯を作っ...人と呼ばれる人
猫老
A)
伽藍の様な心の臓
中身があるか気になって
確かめたくて傷つけた
空っぽじゃないらしい
歪みくねった存在が
愛されてるか気になった
それでもやっぱり怖くて
貴方とは話せない
B)...未知数SOS
ぐうすうぴい
夢の中で女の子が居ました
女の子は言いました
将来はみえないと
女の子は言いました
未来は暗いと
女の子は言いました
それでも希望があると
女の子はそう言いました
また、女の子が居ました
女の子は言いました...いつでも続く夢
レトロイン
死ぬからにはやりたい事して一緒にいて楽しい人とか嘘を吐きたくない人とか自分でパラレルワールド飛び込んで人生謳歌なんて歌ったり
僕は幸せだった
あの時まで
そして今はもっと幸せになれる気がする
自分を知った
それが幸せの一歩だった
受け入れ難い自分が傷付いてきたという事実
他人なんかどうでもいい
心の...博識だったら
猫老
僕は生まれてくる前、神様と約束をした
天国には神様と僕と知らない男の子がいた
神様が僕たちに尋ねた
「木と人間、どちらに生まれ変わりたいか話し合いなさい」
男の子は迷わず木と言った
僕も木が良かった
だけど神様の目を見て
「僕は人間がいいです」
と明るく答えた
神様は先に男の子を送り出した...水色
猫老
君はただひとり、この世界を旅している
そしてただひとりの友と出会い、それが自分だったりもうひとりの誰かだったり
僕が僕を否定をしていたのは自分から逃げていた時だった
否定は他人への遠慮
本当に謙虚な人は「謙虚ですね」と言うと「仰る通りで」と返します
肯定感とは自分はこういう人だからこう言ったんだと自...魔物
猫老
夢から醒めた夜の噺
月光の街灯が映る夏夜の窓辺に
咲いた水槽の虚いは
廃校の終日を残す。
昨晩の花火は残花となって
今でもプールサイドから
幻日 或いは夢の中
虹彩の現と爆ぜる。
水槽の万華鏡
灯篭の光が現実の隙間から...廃校、空水槽からの光景。
凪揺
星の樹を焚べる夜祭
灯籠流しで忘れたんだ
在るべき像は真空模型の様
歯車回せ
星降りの夜に
白昼夢の森
天使の翼で飾り付けて
天秤に置いた心臓を
月の魚が呑み込んだ
夜空を蝶が埋め尽くした...Åštяøɣѧ
凪揺
愛とか何言っているの?
そんな顔して本当に傷付いているの?
僕は僕を否定している
悲しい顔ってどんな顔?
本当のこと言って笑ってるって変?
悟られたくなくて、でも心は泣いていた
僕は真剣に話を聞いている時、首を傾げる癖がある
左耳が聞こえやすいからそうしてるだけ
それを「分からない」と思い込んでいる...理解者なる自分
猫老
あるところに「世界」があって
あるところに人が二人
自分達が何者なのか分からないけれど
とりあえず服を作った
すぐ隣に貴方がいて
すぐ隣で息をしてる
自分達が見えてる物こそが全てだと
信じて進んでいました
雨が降ったら身を潜めて
空が晴れたら遊びに出よう...名付け師の輪廻
凪揺
コレリスじゃなかった
話題をみんな見てたんだって
気がつけたんだ
レコード大賞ありがとう
ミセス、Adoちゃん、ありがとう晴天
megumily
滲む青と夏風の慰め。
丘の上の教会で
猫を撫でて君が笑った。
笑っていた、昔はずっと。
黒い屋根と十字架が目立つ
丘の上の教会で
君と子供達が笑った。
笑っていた、楽しそうに。
集まっていた子供達は孤児で
だからこそ、みんな家族で。...弔い、晩夏の教会
凪揺
お母さんは今日も帰りが遅いよ
寂しいな 僕のクリスマス
ケーキ買ってないしプレゼントもない
悪い子は来ないサンタさん
そんな時髭の長い妖精
おじいさんみたい
コンコ コンコ 雪が降った
雪の妖精だったよ
ミニチュアの箱の中のお菓子
食べたら僕も小さくなった...ワクワクドキドキクリスマス
megumily
帰る場所にあるよりもどこにもない君の居場所
探し続けて数知れず 望まぬ答えは君の声もういいよ
猫老
何も無い部屋の真ん中
オルゴールの音が響いてる
見かけだけ綺麗に飾り付けられた
天使のいない楽園に独りぼっち
期待だけ肥大して裏切られた
爪も剥がれて目も見えない
許す事に慣れ過ぎて
許されてる事にも気付かない
伽藍堂のこころを埋めてくれないか?
私を見つけてくれないか?...天使のいない楽園
凪揺
陽も焼かない廃墟の片隅に座って
顔も分からない誰かをずっと待っている
揺らいだ花の香は私の身体をすり抜けて
錆色の世界に溶けて消えた
待っている
手を伸ばしても掴めるのは枯れた夏の大気だけ
閉ざされた廃墟
眠れる繭 或いは揺り籠の中
誰かをずっと待っている
冷たさも暖かさも感じないこの場所に...廃墟の胎動
凪揺
もしあなたと可愛い小さな家で
一緒に暮らせるように
なるとしたなら
毎日手紙を書くようにお互いに
小さな詩を書くような毎日を送りたい
日差しを見て目に光を溜めているあなたや
緑を見て綺麗だと言っているあなたのこと
遠くで誰かがタバコの煙をふかすのが見える
わたしは彼が幸せであることを願っています
毎...tu sei la mia poesia
sari
星の欠片が落ちてさ、僕に笑えって言うんだ
空と海が蜃気楼に似た夢のような気がして
季節が過ぎ去って殺せないだろう?
溶けて仕舞えば何も残らない
銀河瓶に閉じ込めた星の丘、陰り
明日、空は濡れ羽色 痛みと食傷の縫合に
言葉は要らない 形も無いから
ただ空が眩しい
幻覚でも良い
見え透いた嘘、その価値も...銀河瓶の箱庭
凪揺
僕が誰か分からない
誰でもないから僕なだけ
取り敢えず人間
優しそう?
だから優しいの?
あの人は悪い人
よく分かるね
自分の事の様に
否定も肯定も正解じゃない
他人も自分もどこにもいない...魂の話
猫老
夢を見ていた
誰かを好きになって一緒になる幸せな未来
憧れの職業になって送る充実した日々
何でも話せる心強い友人達との日常
どれもこれもうまくいかないから
あきらめた
だから夢を見るなら
絶対に自分を裏切らない夢をみたい
例えば
何か自分の好きなことをひたすら努力して、...未来の夢
ラピスラズリ
鳥籠に入られて奴隷みたいだわ
結婚させてくれない 過保護かよ 畜生
ねえ?どうすればいいの?
幸せになりたいんだよ
なれない感情が脳まで覆してしまう
ねえ?どうすればいいの?
こうすればいいとかわかんないよ
もう嫌だよ 蝕まないでよ どうか過保護かよ!畜生!
megumily
出産はギャンブルで
健康か病人を生むかは
まだわからない
わからないけど
健康でも病人でも
幸せに生きて
幸せに生活してる人
たくさんいるよ
家庭が崩壊しても
子どもがどこかで生きていたら...私なりの出産や家庭の考え
megumily
どんな人でも結婚は出来るよ
1万円しか貰えないB型作業所で
結婚してる夫婦がいるくらい
生活指導員に教えて貰った保険が
鍵を握ってる
旦那さんが手取り15万円で
専業主婦の人もいる
2000万円の家を買って借金した男も
理解のある奥さんと結婚して
何年もかけて払った夫もいる...どんな人でも出来るよ
megumily
初めは些細なこと
誰でも間違うのに
たったの一度だけで
どうして私だけが
休み明けの朝に
髪型変えて来たあなた
間違った一言
「前の方が好き」
ただそれだけのこと
けど空気は凍り付いて...被害者
かげつ(佳月)
希望代替症自暴癖
功利的孤高感情欠落性
情報統制理論上乖離的不可逆ト再生成
絶対多数仮説検証幾何学構造ト感情論
相対後退主義ニ何ヲ願エバ良イノカ
空想ニ縛ラレテル 意味ノナイ文字列抱イテ
誰カガ定メタ 未定世界的理想郷
定義サレタ幸福感 連鎖 連理
思考スル描写 有罪判決
空想科学ニ身ヲ捧ゲヨ...思考管理局
凪揺
数が少ないなりに楽しんでいこうぜ
この世界を
消えていく居場所
確かに存在していたあの場所も
いなくなってく 見なくなってく
必要にしている人が(いるんだ)
やりたいからさ
選んだ道はどこへ向かおうと
数が少ないなりに楽しんでいこうぜ
悲しいなりに進んでいこうぜ...なりに
megumily
何かを失ったんだ あの日、あの時、あの場所で
君には気づかれない 此の感情
いつの日かポエジィに、成って
後悔はしない。 悔やまない。
夢迄、未来迄、後少し。
だった事 きっと君には 暴露ていたのに
是以上は、もう。 この日にまではもう
総て消え去っていた 未来だった。
雨も、未来も、戦争も、何時...ブルゥポエジィ
ぐうすうぴい
海岸の白砂が月の光を反射する
銘々の夜、夜光虫の海の静けさを患い
弔った残り僅かな残滓に捧げる
水葬の夢、漂う泡沫の隙間
月の繭で楽園が孵化した
祭典の刻は眼前にまで迫っている
灯台の灯りが点滅した頃
全てを忘れ、告別の言葉を
教会の鐘が鳴った
極彩色の魚の群れ 空に満ちて游ぐ...或る夏、箱庭と月面描写
凪揺
さめない悪夢をずっと見ている
何度もつまずきそうになって 泣いたよ
今回はかなり厳しい悪夢だ
それでもできる限りは立ち向かうけどさ・・
正直、辛すぎて自信をなくす
あきらめることばかり考えるよ
人生最大の強敵にはさすがに敵わない
勝てなくても立ち向かうことが大切
結果がわかっていてもまだあきらめたく...星が見える場所へ
ラピスラズリ
「それ」に気づいた時には遅かった
いつものように「会おうね」と約束をして
久しぶりに2人で出かけて
これからも最高の友達でいたかったのに・・
あの日 いつもと君は違った
1年ぶりに会った君には「あの頃の君」が少なかった
あんなに楽しかったおしゃべりも
なんだか私が辛いと思う言葉ばかり言うようになった...物語の結末
ラピスラズリ
心臓は月
胎盤は花
指先は蝶
愛しいあなた
同じ月を見上げながら口づけを
わたしたち夢で結ばれましょう
ふたりの愛の結晶よ大地に降り注ぎ
どこまでも花を咲かせ続けて
ふたりの見た夢のように
母なる月に花の緒と胎児...月と花の胎盤
sari
楽園に近い庭の片隅に林檎の木
燃やしてみればいい
幸福が梳かれたアムリタの一雫が
願っても叶わない夢に溺れた人の口に触れた
火鉢に入り込んだ蝶に帰道を示したい
狂ったフリして守って貰いたかったんだろう?
どうか一匙の幸福が意味を成すように
鍵をかけた
足跡を辿って、「善は閉じ込めろ」と叫んでいた
標...第一標本世界
凪揺
朝は然る事乍ら、窓辺に傾いだ花が冷たい月を待っていた。
一瞬の永遠を統べる様な画伯が擦る。
生まれ落ちた時から、世界は目を背けて笑っていた。
巡り合わせの螺旋、或いは運命の悪戯について
花を抱えていた。荒んだ瞳で何を考えていた?
呟いたんだよ。
「分かり合えると思ったのに
分かり合えると思ったのに...或る画伯の愚作
凪揺