mak.kanz@waの投稿作品一覧
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銀色の舞台の上で ひそやかに踊る
彼女はとても儚げな 人形のようで
とても遠いその場所から 深く澄んだ瞳(め)で
まだ幼かったわたしを そっと手招いた
彼女が見上げてる 視線の先の風景を
同じ場所に立って 眺めてみたいと思ったの
彼女みたいになりたいと 心の底から願って
遠くの空に向かい この手...エレーナになれなくて
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海の底で 膝を抱え
僕は独り 佇んでる
鯨のようには泳げずに
今夜も逆さに沈むだけ
ねぇ誰か 気づいてよ
泡(あぶく)のような呟きに
潮の流れ 乗り損ねて
僕は独り 眠りにつく
鰯の群れにも入れない
寂しさは誰が知ってるの...深海
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小さなテレビ ノイズの向こうで誰かが
押し殺した声で 垂れ流すニュース
水もないのに 咲き乱れてるバラの花
何がそんなに嬉しいの? 誰か教えてよ
未来を託してほしいとか 潰れた喉で謳わないで
どうせ朝になったら もう忘れているんでしょ?
呼吸をするように嘘を 口ずさむひとたち
私たちを見下ろす目...Bye-bye My Blue Bird
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あなたとわたしが 奏でていた歌は
儚く響いて 空に消える恋の歌
幼いままに出逢って 寄り添ったふたり
気づけばわたしだけが 取り残されていた
いつしか ふたりの未来が
つないだ手を こぼれ落ちていく
シグナルの向こう じゃあねと手を振った
あの日の笑顔を かき消すように雨が降る
振り向いて...あるとおいひのこいのうた (darker than rain mix)
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どうしたらいいの? あなたに恋しちゃった
気づけば 瞳が追いかけてる
まぶしい笑顔に 射抜かれたこの気持ち
3倍返しで届けたいの
恋のライフルは 所持許可不要なの わたしにだって
いつか見たマンガの主人公みたく うまく撃てるわ
狙いつけて あなためがけ
ハート型の弾丸を撃ち込むの
わたしはそう...恋のスナイパー
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信じてください 任せてください そんな台詞を
鵜呑みにしてたら いつしか僕らは丸裸
画面の向こうでニヤつく瞳が 見つめる先は
僕らとは違うコトバを操る 誰かさん
隣の家にお歳暮 お向かいにはお中元
だけど後ろで 焼けてる家には知らん顔
黄色く濁った 海を往く船は
真っ赤な帆を 高く掲げてる
に...U.I. for DictatorshiP
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もの欲しそうな瞳(め)と 冷たい頬をすり寄せ
甘い声 どっちの舌でささやいてるの?
la la la Lie-Lie, la Lie-Lie メールの絵文字が
Lie-Lie, la Lie-Lie 鼻で嗤(わら)うよ
愛のことばなんて いつもただの言い訳
キスのたびに 忘れ去られるだけ
きれい...Lie-Lie-Lie -すべての嘘に祝福を-
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例えば 信じてた友達が僕を裏切る その日を待ちながら
愛してた恋人が僕を捨て去る その日を待ちながら
僕は今日もただ生きてる 何も知らずただ生きてる
現世(うつしよ)の利益におぼれ 甘い幻想(ゆめ)に酔いしれながら
振りかざす美学は わがままと背中合わせの歪んだ鏡
何も映さぬまま 鈍色(にびいろ...その日を待ちながら
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冷たいニュース 悲しげな路上
誰もが誰か 羨むように見つめて
そんな生き方 つまらない だから
少しでもいい 素敵なこと探すの
あなたの人生がどうとか そんなの知らないわ
わたしはわたしなの
絶望の影 ひらりとかわして
わたしは踊るの この狭い世界で Ah
幸せだけを 呼吸していたい
あした死ん...I'm A Happy Happy Girl!!
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ひざ下丈のスカート お行儀のいいブラウス
誰もがみんな「いい子だね」って ほめてくれるけど
街の風にふわり舞う プリーツのいちばん奥
まだ青白いままの果実が 息をしているの
純粋無垢なこどものフリで 微笑んでみせるけど
早くあなたに追いつきたくて この瞳は色を変える
口に出せない想いをまとい 私は...Alexandrite
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真冬の流星たちよ わたしは
いつまで泣いたらいいの? 教えて
かじかむ両手 吐息であたため
肩寄せあって 眺めた星空
双子座(ジェミニ)の髪を 飾る流星に
かけた願いは なぜ消えたの
ふたりで見上げた あの日の空に
戻れる術があるなら 教えて
つぶやく声も いつしか凍えて
空っぽの肩 包んだ...Geminids
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あなたとわたしが 奏でていた歌は
儚く響いて 空に消える恋の歌
幼いままに出逢って 寄り添ったふたり
気づけばわたしだけが 取り残されていた
いつしか ふたりの未来が
つないだ手を こぼれ落ちていく
シグナルの向こう じゃあねと手を振った
あの日の笑顔を かき消すように雨が降る
幸せすぎる時...あるとおいひのこいのうた
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いつもなら メールが届く時間
でも今日は ずっと着信ゼロのまま
そうね 言ってたね 忙しいって
ほんの5分 こっちを向くヒマもないのかな
いつもなら おやすみコールの頃
でも今日は 電波さえも届かないの
そうね 言ってたね 出張するって
どんなつながりにくいところで 寝てるのかな
忘れちゃったのかな...うそつき (Full Length Edition)
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泣きはらした目を 冬の陽射しが撫でる
広すぎる部屋を満たして
きみによく似てる その優しいぬくもり
「いつかまた会えるよ」 そう教えてくれた
だから 泣き顔で笑って
今は 少しだけサヨナラ
目を閉じれば 思い出せる
きみの笑顔 あの日のまま 変わらない
また出逢う その時まで
この胸の中 抱...A Little Good-bye
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ハダカのこころを抱えたままうずくまって
閉じた瞳で何を探してるの? ひとりぼっちで
ハダシのままで立ち尽くす世界が僕らに
全然優しくしてくれなくても 目をそらさずに 見つめるんだ
転ぶのはイヤだからなんて言って 楽な順路(みち)選ぶけど
引き返すばかりじゃ 残るのは ヌケガラの余生だけ
何も...Life Goes On!!
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Ah イヤホン越しに 流れる音楽
心に響かない声
Ah ノイズだらけの テレビが映し出す
たやすく満たされる欲望
いつしか 気がつけば
欲しくもないものばかりが増えて
あふれる見せかけに まだ
とらわれてるばかりの現状
夢見た未来の輪郭(かたち)は
カードで買えるほどの現実(リアル)...Materialized View
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三日月の揺りかご 見上げる夏の星座
同じ星が あなたにも見えるように Ah...
そっと瞳閉じて 祈れば
想いはいつだって あなたのすぐそばまで行ける
流れ星が引く 銀色の弦(いと)
束ねて奏でましょう 甘い調べ
下界(まち)の音のすき間をそっと 優しく埋めるように
かすむ闇の向こう 白鳥(ス...Crescent Cradle
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青空をただひたむきに 駆ける飛行機雲のように
わたしの胸のときめきよ 君へ届け まっすぐに
夜ごとの短い夢 主演はいつでも君で
目覚めるそのたびに 眩しくて切なくなるよ
友達と一緒なら 何も気にせず話せる
なのに二人きりの 時間は音もなく過ぎて
瞳の中はじける 今年最初の真夏日
シグナルを送って...青空と太陽 -Heart of Contrail-
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灯りの消えた部屋 口の欠けた一輪挿し
しおれかけた朱い花は 窓の外見てる
床の上ひとひら 乾いて落ちた花びらは
何も言わず わたしのこと見つめてる
誕生日が来るたび 花束をくれたあなたはもう
この部屋には来ない わかってる
それでも忘れられず 花を飾り続けるわたしは
いつしかこの部屋で 枯れてゆく
...硝子の花
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夜明けの部屋でひとり 冷たい壁にもたれ
手にした古い雑誌 色あせた表紙
シミだらけのページの隅で
16の僕が 何かを叫んで生きてる
人ごみ 逆らうように 伸ばした腕はいつも
現実さえ触れず 空を切るだけで
溺れて沈むメッセージに すがりつきながら
見えない誰かに 拳を振り上げた
あの頃 何のためら...1987
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Hello! そちらはお天気ですか?
こちらは毎日 さわやかな空 広がってます
Hello! 悩んだりしていますか?
僕はとりあえず 楽しい日々を過ごしています
そぞろ歩く街角には いくつもの笑顔があって
退屈なんて言葉など すぐに忘れてしまえそう
Welcome to my Home おいでよ僕...My Home -It's your Home-
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キーボードで叩くアドレス 開く扉(ページ)の中に
新しい興味(オモチャ)を見つけて 子供のようにはしゃぐよ
Welcome to Cyber-world ようこそこの世界へ
Let's join us in this world
今日も耳ヨリなニュースがありますよ
Stages, Movies, S...Info-mania
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海沿いの国道 横断歩道を渡り
青い空めがけて 駆け抜けて行く夏の匂い
真っ赤なカブリオレ 初めて座る助手席
胸が高鳴るのは スピードのせいだけじゃなくて
スピーカーから流れる 音楽は消して お願い
信号待ちで聞こえる 波の音 聴いていたいの
ボタンを押した瞬間に ざわめく風
あなたとわたしの頬 ...Driving To The Sunset
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僕らの街でも もうすぐ梅雨明け
天気予報はそう告げている
校庭の隅の ひまわりもみんな
空を見上げてそれを待ってる
次のチャイム鳴り響けば その先は僕らの季節
くるりくるり 回す傘で 湿った空気振り払おう!
大きく深呼吸して 夏の匂い吸い込んで
焦げるアスファルトの上 踊るように駆け出そう
海...深呼吸
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この場所で遊ぶのももう 今日で最後かなとつぶやく君
そのことば 少し悲しく 僕は背中向けて 空見上げた
遠くの街に 海の向こうに この空はただ続いてるけど
移ろう雲も そよ吹く風も もう同じではないから
往(ゆ)く河の流れは絶えずして 僕たちの時間もまたしかり
伸ばした手すり抜け はらり舞う 思...春休み
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夜と朝のすき間を ためらわずまっすぐに
白い羽を広げて ミネルバの使いは飛ぶよ
日ごと夜ごとに君が 口にする つたない Affection
その笑顔 輝かせて 永遠を無邪気に信じてる
返すくちづけの裏 降り積もる 消せない Suspicion
額縁の中の未来 今日もまた 値踏みし続けてる
目に映...Minerva's Owl
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遠く果て無い 月日が過ぎて
ノートに残る落書き あの日に時が戻る
貴方の瞳に 映る私は
ちょっぴり涙浮かべ 立っているんでしょう
二人出会えたことなんて ただの偶然じゃなく
いつか必ず出会えるように 繋がっていた
桜色の希望に包まれ
二人 決めた場所へと旅立つ
この先に続く道には 何が待ち受け...Human Makes Network
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どこまで繰り返される? 争い続ける世界
雲の奥に隠れる海は 果てない悲しみの色で
伸ばした指の先を すり抜けた彗星は
過去と現在(いま)と未来を 頼りなく結ぶ糸
星を解き放つ鍵 僕はただ惑う闇
あしたさえ照らせずに この宙(そら)をさまよう
それでも君は信じる 争うことなき世界
頬を伝う涙が...星を解き放つ鍵 (Tri-universe Edition)
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真夜中すぎのコール音 2回鳴らして切れる
いつものあなたの合図 ベッドの中 待っているの
音もなく広がる街の どこかにいるあなたの
そばに飛んで行きたくて 受話器握る手が震えた
優しいその声 切ないほど 遠く思えた夜
カーテンを開けて 見上げた空
あなたと同じ星座(ほし) 探した
今では 伝え...Connected Line -21 years after-
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乾いた風が砂ぼこり 舞い上げる街には今日も
色とりどりの音があふれているけど
そのすべては ひとの胸に 届くその前に朽ちてく
あの日見つけた小さな花も いつか枯れていて
うねる坂をのぼり
いつか見てた夢に たどり着くつもりが
出口さえない 谷の底に 転げ落ちて
苦いパイの欠片 握りしめたままの手は...Winner Takes All
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Highway 27℃の風が 胸を叩き続ける
My way 足もとが震えても 倒れたくはないのさ
左に右に 流れ揺らめく テールランプのスラロームを
0.2秒 閉じたまぶたに 焼きつけながら駆け抜けるよ
束の間の永遠は 幻想(まぼろし)にすればいい
道の果て 照らしてる あの月の真下まで
Ke...Sonic Beat
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夢に見るのは 刺激的なもの
キラキラするほど ステキな何か
同じ電車に揺られて 同じ顔に会いに行く
そんな繰り返しの日々 少し外れてみたいんだ!
退屈な毎日に ため息をついたって
新しいデキゴトに 出逢えるわけじゃないんだし
ただ立ち止まったまま 待ち続けているより
真っ青な空めがけ アスフ...Jump!!
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どこまでも青い空 無造作に切り取って
伸びる枝 その先に ほころんだ花ひとつ
冷たい風が 運ぶ匂いに
低い視線の日々 そっと記憶をよぎる
薄紅色のトンネルは 天神さまの石畳
けんけんぱ けんけんぱ
あの日の僕とすれ違う
白い石握りしめ 石蹴りの輪を描いた
しゃがみこむ僕たちを 包んでた紅い花
...こちふかば -あのひのふたり-
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長い長い時間を ゆっくりくぐり抜けて
遠い遠い場所から きみは舞い降りてきた
きみが声の限りに 叫ぶ生命(いのち)の息吹は
まるで歓びの歌 僕らの胸に届くよ
ありがとう きみが今ここにいてくれること
ありがとう 僕らのところに来てくれたこと
きみのすべてが 僕らの生きる チカラになるよ
きらき...Happy Birthday -きみに出逢えて-
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テレビの中 繰り返す ヒステリックな嘆きの調べ
年を追うごとに早く 咲き始める儚い花々
俯いたままの 瞳のその奥に
何を映し 何を描き 何を想って泣いてるの
海の向こうのデキゴトも 我がことのように抱きしめる
その優しさはいつの日か すべての人を包むから
だから悲しいときにこそ 笑顔を見せてほ...悲しいときには笑顔を見せて