タグ「切ない」のついた投稿作品一覧(4)
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黄金色も過ぎ去った木の葉と
眩むような夕暮れに手を振れば
次へと移るはずの季節が今 幕をとじた
風が吹くたび奪われる桜の下で 薄れる
自分の影も あの場所も
頼りは記憶だけ
行くあてもなく旅に出て
鮮やかに咲く世界を見た 切なすぎるね
こんなことしたって消えてくのに
すべての色彩が 涙と零れた...目から零れた色彩
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霞む外 呼ばれるように
開け放つ独りの部屋
笑うのは小さな君に 痛む胸を撫でて
飛び立って向かう先には
どんなこと待ってるのか
北風が難しくても きっと行けるさ
ああ意外だね 君は僕になって
部屋の中で本当の雪を眺めてみたいなんて
入れ替われば分かるかな
知らずに朽ちてく命を 世界の眩しさを...◎僕たちと近い最期の日
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(A)
灰に染まった真冬の空の下で
ひとり佇む 冷えきった白い僕
(B)
3月には来ない校舎
さよならを告げた君とは 二度ともう
(サビ)
小さな歩道を並び 歩けないから
無垢な雪へと 溶けたい
(2A)...3月にはさよなら
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(A)
静かに 今日が終わる
悲しくても涙は出ないけれど
壊れて 止まったまま
机のオルゴールみたいで僕はわらった
(B)
かすんだ瞳を突き刺すよ(う)な
青空や夕日が僕は苦手で
自分のことも分からないのに
眩しいよ 外の世界はキライだ...取り戻すとき君は