タグ「曲つきました!」のついた投稿作品一覧(19)
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遠くて近い 対岸の悲劇
傍観者を気取り 葡萄酒を含む
恋に溺れた 少女は夢の中で
美しき華 咲かせるでしょう
罪を重ねて 赫焉を増す瞬間
それが罰だと 気付かされるの
狂ってるのは 貴女達? それともあたし?
喰らう絶望 わずかな希望も必要ない
もっと注いで 溢れ出す 静かな痛み
纏い抱いて 振り撒...メロウズ
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君が飲む珈琲は
少し背伸びした大人味
得意気に飲み乾すけれど
瞬間、しかめる眉に
愛しさを感じるのです
気付いているけど
言わないで
微妙な距離の心地良さを
すれ違うもどかしさを飲み込みたいから
僕は「砂糖みっつ」...[改変版]MELT IN BLACK
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生まれて来た事が
罪だというのなら
生き続けていく事は
罰なのでしょうか
もしもこの祈りが
天に届くならば
全てを差し出すでしょう
魂も 肉体も
逆巻く焔が全てを凍らす
破滅への序曲...重罪ノ獣
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美しく着飾り 妖艶に舞い踊る
わたしは機械人形
永遠を手にした 血通わぬ身体で
他人の体温 求めている
明滅する 翡翠の瞳は誘う
ここは一夜の夢 宴を御一緒に
精密なる 人工脳で微笑む
こころ欲する爪 煌る たおやかに
選りすぐり 極上の素材
貴方仕様に最適改造...機械人形
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万象の理 触れて感じる
柵に囚われ涸れる自己
現象は過ぎ去り 跡だけ残る
矯めつ眇めつ認知して
前提を纏えど 意味を成さず
静かに眼を瞑る 闇
たとえ永遠が訪れても
この時の僕らは一瞬でしかない
なら尚更に その感性に
このまま溺れていたいと...イデア
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粛正だと剣を振るうは
愚かなる神に魅入られた人々
荘厳なる聲を聴けよと
血走る眼で騙り継ぐ栄光
罪には罰を 穢れを禊ぎ
至極の後生に我が名を讃えよ
忘れるなかれ 信ずれば救われん
胸を突き刺す 暗黙の使徒
盲信し者の濁世は狂宴
燃え立つ空に 滲む境界...神騙りの愚者への断罪と懲罰
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聴け 愚かなる者よ
「無限」とは「有限」である
「世界」とは「無意識」である
自覚があるならば認めよう
意味を論じても無意味なのだ
知れ 浅はかな者よ
「期待」とは「幻想」である
「事実」とは「絶望」である
言葉を呑み込めば交わろう
無知を嘆いても得られぬのだ...神託
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君と繋がるサテライト
遠く離れてたって
僕が繋げるサテライト
そばに感じられる
夜空を見上げ
涙しちゃう日も
きっとあるけど
そんな時こそ
忘れちゃいけない
もっといい方法...サテライト
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灰色の空 鴉が啼いた
これが「全ての始まり」だと
瞼の裏で懐かしむのは
遠い彼の日の約束 指切り
そっと
握り締めたら 駆け抜けて
風を裂いて 紅い雨を降らす
声にならぬ 叫びを吐き
焼け野が原、身を投じる
積み重なる 目眩がする...胸ノ奥、黒百合ハ咲ク
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宵闇に紛れた影の
揺蕩う髪の馨だけが届く
儚さが夢うつつへと
寄せて反し煌びやかに輝いて
燃える 燃える 一夜の戀
艶やかに花開いて魅せませう
咲いて 咲かせて 散りゆけど尚
誰が手を乞う 浅ましき熱
濡れて 塗れて 鮮やかに染む
今宵この身 尽き果てる迄...紅色サクラ
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果て無き道を 僕は行く
罪を正せば罰が生まれる
世界はいつも廻りゆき
忘れた頃に揺り起こされる
何もかも 消去していく
この星に害を為すもの
荒れ果てていく この大地
生命は絶えて また繰り返す
抗えど その手では
何ひとつ護れないというのに...【イラスト募集中】M・D・R・T (My Destiny Realize To)
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籠の鳥
青き夢見た
隙間から嘆きの光り
空は凪ぎ
闇に溺れた
刹那さへ裁きを下す
何もない
想いは染まり
繋いでは解き放たれて
夜が明ける...夜
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「赫イ片眼ヲシタハ鬼ノ子」
忌み嫌われて他人を憎んだ
宵に紛れて 独り啼いてた
誰しもが耳を塞ぐ中
背中に近付く小さな影
恐れを知らぬ無垢な眼差し
睨みつけても牙を剥いても
優しく頭を撫でてくれた
初めて触れたヒトの温もり
零れ落ちる大粒の泪...鬼ノ棲ム森
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折れた翼 褪せる記憶
回り廻って 堕ちて来る空の下
縺れて もうこれ以上何も言えない
境界線を越えた先で交わした
指切り 止め処なく溢れる闇に奪われ
浮かぶ ひび割れた太陽
鎖された最果て 響き鳴る衝動
明日が残されてないとしても
君を捜すよ
終わる世界 速度増して...終わる世界、君へ。
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今日はいいお天気
おひさまも微笑んでる
こんな日はきみと
手をつなぎ出かけよう
行き先も決めず
ぶらぶらとおさんぽさ
こんなのもたまに
いい感じなんじゃない?
ふたりが一緒ならね☆
どんな場所でも楽しいっ!...ふたりでおさんぽ
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その花弁に触れた瞬間
詩が聴こえた気がした
それはあまりに心地好く
耳に馴染んで離れずに
まるで夢の様な感覚に溺れ
呼吸が苦しくなった
微睡みから醒めた午後
指先に滲む血が示す先に
儚くとも艶やかに
赤く染まりゆくその花の名は...ユメニサクハナ
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約束など要らなかった 明日を疑わずに
影を踏んだ帰り道 振り返れば遠くに
明けゆく空、眺めては 握り締めた掌
数え切れぬ後悔と ひと欠片の永遠
繋ぎ合わせ「現在(イマ)」を紡いでゆくんだ
何も出来なかったあの日を
二度と繰り返したくないから
強くなれるように
目まぐるしく浮き沈む日々に埋もれた
“大...today 【改変版】
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君へ捧ぐ 愛の言葉を
語り続けど 未だ終わりは見えず
責め立てる 棘の蔓が
首に巻き付き 溺れてしまうわ
深く
天が裂けて 染み出してくる
漆黒の闇の中から
狂おしいほど 紅く輝く
病みし夢に罪薔薇の花
扉(ドア)を叩く背中に迫る...罪薔薇
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小さなこの声が聴こえるでしょうか
あなたの胸の奥に届くでしょうか
今は遠く離れてしまったけど
再び逢える日まで唄い続けるの
風吹く丘の上で 今日も待っているわ
舞い散る花びらに この詩を乗せ
季節が幾度巡り 凍える冬が来ても
芽吹く春の陽だまりを想いながら
小さな歌声は聴こえたでしょうか
あなたの胸...遠い約束