タグ「夏」のついた投稿作品一覧(4)
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海で溺れかけている人がいるのは
八月のせいか何か笑ったせい
だとしたらあの日見つけた肖像画を
見た時さらわれた 「はもうなんて不自然で」
従う事 頻繁に出ていく 鍵かけて 後で出ていく
明日には誰かが死ぬ 一秒間で人は死ぬ
前線にああ地平線 今日もなんか生きている
三つの箱から感性 カラフルだけは避...夏のslip
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秋が来たら 君のことは忘れてしまうだろう
便箋の色彩感とか屋上の静けささえ
もっと、あの時を 振り返ったら消えたくなるだろう
夏風の透明性から星屑の哀愁感さえ
無音が晒した殺風景に誰かの横顔が映るとて
呼吸をしたくなるような世界にいつか出逢えたとて
変わらずにいられるだろうか
舞台が散れば、海の音も...夏空フィーリング
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存在しない宛名を書いて夢で遮ったら
二重の夏雲に愛想が尽きていたことを知る
浮遊する心 感覚のフレーバーで 離れていく
永遠として 見ていたかった
浮かぶ空には描いていた未来は射さず
泣き続けることに慣れて、しまったから
熱を帯びて空を、彩った藍にはもう泣けない
君が逝った時は南西に流れ 風に舞った...夏雲フレーバー
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最終電車を通り越して
聞いた君の声を忘れて
見送る笑顔 過ぎ去る夏 伝う 「拝啓、幸せな晩夏を」
虚ろな目で眺めた秒針を シグナルで遮ったら
八月に悼む
流れ出した色彩感にさらわれる君と夜明け前
...羊を数えている 今日も …境界線に立った僕は
最終電車は去ってった 箱庭の雨へと続いていた...八月、幸せな晩夏を