食べ飽きた味を吐き捨てて泥水で口の中を洗っても、
慣れちまった舌は変わんなくて、暇つぶしにまた口に入れて。嗚呼。
口も眼も鼓膜も躾けられてこれじゃどっかの犬と変わらないな。
そのうち合図のベルだけで満足して、身体も心も誰かのもんさ。

その首にもうすぐ輪っかが付くんじゃない?
望まなくてもそのままじゃ捕まっちまうよ。

まぁ僕はそれでも構わないさ、情けなく捕まり泣けばいいさ。
憧れていて目指していた、遠い景色だけ見てても。
妄想の中で生きるの?
膝抱えて一人見てりゃいいさ、何もせず一人で泣けばいいさ。
嘲笑われて嫌んなって、首括るまで見てるよ。
そんな覚悟が有るのかを。

漸く君も気が付いたね。リードの先には、死んだ目の君がいる。
まるで尻尾を噛む蛇みたいに、自分を自分で食い潰す毎日。

その喉をもうすぐ君が通るんじゃない?
腐った眼をした君自身に食われっちまうよ。

まぁ僕はそれでも構わないさ、生きたまま喰われて泣けばいいさ。
光ってた自分を羨み、自分の背中だけ見てても。
もぅいい加減飽きたろう?
膝抱えて一人見てりゃいいさ、何もせず一人で泣けばいいさ。
そんな自分に嫌んなって、毒を呑むまで見てるよ。
そんな覚悟が有るのかを。

さぁ泣きながらでも走りゃいいさ、嘲笑の暗闇切り裂いて。
いじけてる君を殺して、首の輪っかも壊して。
君が望む君になりゃいい。
腕振って先に進みゃいいさ、脇目も振らずに逃げりゃいいさ。
嘲笑われるのも嫌んなって、牙剥いた君を見てるよ。
どんな覚悟をしたかを。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Show time.

アルバム、[rude.]の一曲目です。

閲覧数:85

投稿日:2013/09/14 16:42:23

文字数:652文字

カテゴリ:歌詞

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