夏は夜 片手にあるは林檎飴
暮れなずむ 夜空にあるは閃光の花弁
きらり きらり 聞こえる囃子に
心踊り こぼれ落ちるは紅
それは 夏を彩める 彼岸花
濃紺に一片 線香花火
刹那の静寂に 耳を澄ます
どうか、ずっとこの楽しい一時をと
落とさず願うは 悲願花
宵の中 きらめく紅は林檎飴
少しずつ辺りを包む 月光と静寂
ざわり ざわり 遠のく囃子に
瞳閉じて こぼれ落ちるは蒼
それは 夏を連れ去る 彼岸花
終焉に一片 線香花火
最期の唄声に 耳を澄ます
辺りに纏う この優しい仕合せに
寄り添い願うは 彼岸花
一片の線香花火 ぽつり ぽつり
こぼれ落ちるは赤 さあ、想いを彩めて…
終焉に一片 線香花火
刹那の静寂に 耳を澄ます
どうか、いつかこの優しい仕合せに
寄り添い願うは 彼岸花
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