嫌だね 振り翳した 理想に 足掻いて
見つけた 細い罅に 捩じ込む 正論とか
前行く 人の足を 引き摺り 落として
転がる 倫理観を 横目で笑ってる

スーツを着た 鉄の虚実が 今日も僕の 首を締める
搾った 言葉を 掻き消す 論争
お昼の ニュースは 続いてる

無力な 人の群れは 鎌首 揃えて
自由の 牢舎へ行く 電車を ただ待ってる
悲鳴を 上げることも 久しく 忘れて
気づけば 染み付いてる 右に倣え

嫌だね 入り浸った 思想に 溺れて
見上げた 高いビルに 飛び込む 結論とか
下から 覗く影を 踵で 踏み抜き
弾けた 不甲斐なさに ドス黒く塗られる

眼鏡掛けた 理不尽の目が 今日も僕の 背中を焼く
綴った コメント 打ち消す 文字列
深夜の ニュースは 終わらない


嫌だね 振り翳した 理想に 足掻いて
見つけた 細い罅に 捩じ込む 正論とか
前行く 人の足を 引き摺り 落として
転がる 倫理観を 横目で笑ってる 君も同じ顔で 笑ってるだろうね



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いやだね ふりかざした りそうに あがいて
みつけた ほそいひびに ねじこむ せいろんとか
まえいく ひとのあしを ひきずり おとして
ころがる りんりかんを よこめでわらってる

すーつをきた てつのきょじつが きょうもぼくの くびをしめる
しぼった ことばを かきけす ろんそう
おひるの にゅーすは つづいてる

むりょくな ひとのむれは かまくび そろえて
じゆうの ろうしゃへいく でんしゃを ただまってる 
ひめいを あげることも ひさしく わすれて
きづけば しみついてる みぎにならえ

いやだね いりびたった しそうに おぼれて
みあげた たかいびるに とびこむ けつろんとか
したから のぞくかげを かかとで ふみぬき
はじけた ふがいなさに どすぐろくぬられる

めがねかけた りふじんのめが きょうもぼくの せなかをやく
つづった こめんと うちけす もじれつ
しんやの にゅーすは おわらない

いやだね ふりかざした りそうに あがいて
みつけた ほそいひびに ぬじこむ せいろんとか
まえいく ひとのあしを ひきずり おとして
ころがる りんりかんを よこめでわらってる きみもおなじかおで わらってるだろうね

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デモクラティック・シンドローム

えへんむしさんの素敵な楽曲【http://piapro.jp/t/Yv7Y
こちらに合わせて歌詞を考えさせていただきました。

社会へのアンチテーゼのような、変わらぬ日常への鬱憤のような。
そんなテーマです。

先進的で不思議な、訴えかけるようなメロディが素敵な曲です。
とてもイメージがわき充実した詩作ができました、感謝です。

閲覧数:299

投稿日:2017/06/01 14:57:37

文字数:1,033文字

カテゴリ:歌詞

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  • tomii

    tomii

    ご意見・ご感想

    お世話になります、えへんむしと申します。
    先日は私の楽曲に応募してくださってありがとうございました!

    色々考えた結果、朱華さんの作品を歌詞として使用させていただきたく思います!
    日常の鬱屈とした思いとそれに対する憤りがよく描かれている点と、
    歌詞のきれいなまとまり具合と楽曲のイメージから決めさせていただきました。
    今後ともよろしくお願いいたします!

    完成はまたちょっと時間を要すると思うのですいませんがお待ちください。

    # 体調を崩していて連絡がおそくなってゴメンナサイ

    2017/06/17 18:29:10

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