心の隅で それは揺蕩う。
閉塞が息衝いて

頼り無いなら止まってしまえ。
心動に嘯いた

充たしたい、乱したい。
整然と並ぶ静謐を
溶かしたい、暈したい。
寂然を憂うその胸を

運んできた命が果て
消えて、無くなるのが怖いの
枯れる前に嗄らしたくて
触れて、愛して、と欲張った



褪めた木漏れ日 時を言祝ぎ、
晦冥が隠す永久

終る世界で それは彩なす。
海鳴に隠る声

厭わない、痛くない。
巡れば届くと見定めた
壊さない、怖くない。
盲目を以て魅せる無知

羨んでも命は果て
消えて、失くしても仕方無い
枯れる前に嗄らしたくて
咽び、叫んでは生き急ぐ



そういえば君は知らないでしょう
越えられない夜も在るのだと
追い遣った端で溢し続けた
止められないそれを恋と呼ぶんだと



運んできた命が果て
消えて、無くなるのが怖いけど

糺す前に認めなくちゃ
君に、恋をしていますと
相対して気付いたのは
遠く、手も届かないような、

世界が終りを迎えても
君に恋をしています、と



心の隅で それは揺蕩う。
静謐は息衝いて、



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あすなろ


君も、私みたいになればいい。



片思いのお話。
前バージョンに読みがあります。

閲覧数:165

投稿日:2012/12/14 01:23:35

文字数:473文字

カテゴリ:歌詞

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