a
月明かりない
暗い街はひっそりと
星さえ見えぬ
静けさに飲み込まれ


枯れ果てた道を
ボクはただ一人歩く
砂埃舞う
風は通りをぬけて
感情だけが
1人残された…

b
昼の華は何処へ
空は虚空にのまれ
光、音さえも
消えかけて―――

s
囚われた月は悲しげに
静かな街を見ていた
涙など枯れ果てて
闇の中で……


a
静寂さえも
風に乗りどこか遠くへ
闇はささやいた
「うちへお帰り
  僕がたべてしまわぬ前に」


街の夜に光が
あることなどありえなく
闇と静寂が
支配をする―――

b
ほのかに光る広場
星が降りたかのよう
その神々しさに
ボクは駆け出した………!

s
人はみなここにいた
踊り子たちは唄う
「今夜は祈りの日
 年に1度の大事な日」と


s
満点に光る星!
虚空に散らばって
精霊のように
瞬いて
ボクは唖然と見る
ひときわ目立つ月!
優しげに微笑むは
母のように……!




音を吹き返した街は
感情とともに唄った―――――。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

月街

Appendの声をイメージして作りました。

閲覧数:104

投稿日:2012/05/28 22:06:03

文字数:435文字

カテゴリ:歌詞

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