今ほころびだした小さな花 春の靄(もや)にかすれた日々
ほろりほろりと頬を濡らす 水滴に溶けた

あの時
君と僕繋いでた 桜色の糸
絡まったその先に 何かあると信じて
いつの日か訪れる 光を待ってた

続く未来 疑いもせず

また思い出してる君とのこと 薬指に結んだ糸
纏わりついたその先には もう誰もいない

どうして
後悔と反省を いつまでも続け
再生とリプレイを 繰り返すだけの僕
戻りたい戻れない 幸せの記憶

春の風が 全てをさらう

ああ舞い散りだした桜の花 甘い蜜を浮かべた過去
ふわりふわりと風に揺られ 遠き日に溶けた

まだ諦めきれぬ桜の糸 強く指に結んだまま
絡まりあった線の先が また繋がるまで

あなたを
ずっと僕はけして忘れはしないよ

ただ散りゆくだけの桜の花 追憶をにじませながら
そっとのばした僕の指に ひとひらこぼれた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

桜色の糸

タクトさんの素敵な曲(http://piapro.jp/t/_eS4)に歌詞を応募させていただきます
「春の桜を見て、かつて繋がっていた君を思い出す」といった内容の歌詞になっております

閲覧数:290

投稿日:2017/01/05 02:01:48

文字数:376文字

カテゴリ:歌詞

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