#１番

過ぎ去った過去　捨て去った愛
行く先知らず
崩れゆく　宇宙（そら）
ひとり　見つめて

抱えた銃の　冷たさ沁みる
それでもぼくは
戦い続ける　この広い世界で

今はただ　はかなく　響き合う　魂（サイキ）
傷ついた翼　この胸の　痛み包んで

閉ざされた迷路　誰かが決めた
運命（さだめ）　あらがい

※
この戦場は　静かすぎるから　
一片（ひとひら）の歌　　胸に沁みる　
君のくれた　優しさ　今は、胸に　苦くて

置き去りにされた
孤児（みなしご）のように
いつも　膝を抱えてたけど
二度と　残されたくなどは　ないと
ただ、叫び続けてた


#２番

青ざめた肌　冷めた眼差し
それでもぼくは
人を、殺（あや）めて　歩み続ける

神が誘（いざな）う　甘やかな死も
今は要らない　
戦い続ける　残酷な世界で

人はただ、弱くて　傷つけ合うだけ
歪（いびつ）な夢さえ　何一つ　捨てられぬまま

一時（ひととき）でもいい　君を奪った　
世界　呪うよ

※
終わる世界は　冷たすぎるから
一片（ひとひら）の愛　胸に響く
君のくれた　切なさ　今も、胸に　刺さって

あの日　微笑んでた　君の瞳を
いつも　思い出してしまうけど
戻らない過去は　捨てなければ
立って　いられないんだ

人はただ　愚かで　いつも　惑い　間違う
いつまで　待ったならば　弱さ　許せる

※※
運命（さだめ）知らない　あの小鳥たちは
平和の歌を　口ずさむよ
流れる　レクイエム　十字架　胸に　刻み

この手をこぼれた　無数の命
いつも　見送るしかなかったけど
救えるなら　どうか宇宙（そら）にー

※※※
この戦場は　静かすぎるから
一片（ひとひら）の歌　　胸に　沁みる
君のくれた　優しさ　今は、胸に　痛くて

否定しつづけた　偽りの夢　
だけど　本当は　救われたかった
君の　愛　夢　笑顔　思い出　　
ただ、ひと目会いたい