運命の秒針（はり）
すすめて
僕は見てるよ人為（じんい）

愚か
欲のために
殺した血で
書くモノ描き　おや？っと

次の獲者により添う
彼女は亡き奥方？

けなげ
消えゆく灯（ひ）を
囲いこんで
絶やすまじと　身けずり

（まもるから　だれからも
　すくうから　なにからも　）

酷（むご）さ湛（たた）えてる鋭い刃が
無垢を打ち砕くまでわずか

（キラりヒカり殺意イトシイ赤い生きチをバラ撒いてよ）
（さぁ）

刻む秒針は
戻せないけれど
もう少しそばで見てみよう

（オルゴール）

掻き殴れ
跪けわたしに
捧げなさい
血のインクむごく　
殺せ（まもる）
わたしのために　（あなただけを）
痛ましく　　どれでもいい　　
(まもるから　あなただけを）

（滑るように鈍（にび）色スラリ決意　秘めて
　いとしい　あなたが望んでる
　あぁ　君の物　すべて無残に殺し贈る君に全部捧げて
　殺意（あい）僕から今受け取って）　

命が絡んで
抜け出せず彼ら
人とは愚かし
志（し）に急ぐほどに

それでも最期まで見てみようか？面白いし
月うつくし夜に

せまる刃が
うなじに
虚ろにも
防ぐ手が
結末は任せようか　人の御技（みわざ）