季節は 吐息を白く染め
音の無い街に響く
凛と鳴く 確かな冬の歌声

髪を撫でる風に誘われ
仰いだ真昼の空の中
蒼色の月が 溶け込んでいた

銀色に煌めく 数多の雫
雲の隙間から 舞い降りて
今にも泣き出しそうな 月に微笑い掛けるように
宙の中を 咲き乱れた

言葉は 歌声に呑み込まれ
色の無い街に響く
寂しさを 誤魔化す事もできずに

頬を撫でる風に誘われ 振り向いた軌跡(みち)
足許では 彩の季節(とき)が
溶け込んでいた

銀色に煌めく 数多の雫
雲の隙間から 舞い降りて
儚さを打ち連れて 季節(とき)に微笑い掛けるように
宙の中で 咲き乱れて

凍りついた花弁は 淡く 溶け込んでいく


春を待ち焦れる 数多の雫
絶え間無く 眩く 舞い降りて 
儚さを打ち連れて 僕に微笑い掛けるように
掌から 零れ落ちた

未だ見ぬ 春を想う ユキノハナ――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

六花

タイトルの「りっか」は、雪の異称。
結晶が六つの花弁をなしているように見えることから、そう呼ばれるようになったそうです。
どうしても2月までに書き上げたかった詞(・ω・)

閲覧数:175

投稿日:2018/02/28 21:06:28

文字数:380文字

カテゴリ:歌詞

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