目覚めたベッドで じゃれあう朝
ありふれた部屋 でもささやかさに満たされた夢
何気ない声 いつもの「おはよう」が 
染み渡る頃に 今日の日のカレンダーをめくった

いつもの電車に乗り込んでゆく
だけどそこから進まなくなってた
気づいた時には 持って三ヶ月の命

―君に何て言えばいい? 言えるわけないよ

この世界の僕が閉じてしまうことより
泣き虫な君が壊れてしまいそうで辛い
その涙を拭うことさえできなくなることが
分かって 僕が泣いてた


目覚めたベッドで 触れ合う手と手
君のいつもの 「おはよう」が少し震えて響く
アルバムの中 懐かしい想い出
優しい語りかけ 君は同じ話繰り返した

遠ざかる声 困惑の波 
もうすぐすべて さらわれてしまう
僕にできること もしも明日が来ないなら

―君に伝えなくちゃな 最後の命で

この世界に君が置き去りになるなら
それからの未来のためにエールを残したい
泣き疲れた後 その歩みを止めないように 
だけど 声にならない


ここで終われないよ
君に伝えなくちゃ
広がる闇の中で 僕は叫んでた
神様 仏様
どうか届けさせて 僕が生きてきた証を

この世界に君が置き去りになるなら
それからの未来のためにエールを残したい
泣き疲れた後 その歩みを止めないように 
どうか もう一度

朧げな光の中で 泣き笑いの
君の「おはよう」に返す精一杯の"ありがとう" 
そしてこれからも後ろ向きにならないように
そっと背中押した

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Yell

グラトニー氏の曲へ寄せて。
http://piapro.jp/t/BbSc

閲覧数:129

投稿日:2014/08/28 22:23:23

文字数:632文字

カテゴリ:歌詞

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