何億の星の一つ
雨の日に消えていった
嗚呼君は墜ちて行った
流れる三十九等星
今日は篠突く雨
空は灰色だった
確かに一度は輝いていたのに雨がすべてを隠したんだ
にわか雨だって予想できず
傘は無いから止むのを待つだけ
大人はそれを見てただ呟くよ
「汚れるよ」別にいいよ
どうせさ泥なんて気にならないよ
底が無くても踏み続ける
足元なんて見えるわけない
もう既になかったんだ

初めての観測
輝いている星を
ただ静かに見つめ
感動したっけな
今日は凍雨らしいよ
君も知っているのかな
水になるのか雪になるのか少しばかり怖くなったよ
肘傘雨だ皆逃げる
君の傘がなぜだか恋しかった
子供も大人も誰もいなかった
目を逸らせば何とかごまかせるの
教えてえよだれが悪いの
そんなの死体に聞いてくれ
答えるはずもないから
僕も君のとこに行きたい

誰も前を見ないし後ろも見ず
上も見えないのだ下も見えない
天気予報なんて出るはずもない
そう人の思考の限界の中
僕はそうただの人間
その上でも下でもないよ
でもやっと分かったんだよ
君が消えたわけが

灯台は豪雨で見えなかったの
でも光は確かに見えてたんだ
君が最後に言った言葉の意味
やっと思い出すことが出来たんだ
心が締め付けられる
でも愉快になるしかないな
そうしないとああもういやだ
これも「気まぐれ」でよかった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

雨の日は

閲覧数:114

投稿日:2017/10/22 14:04:53

文字数:576文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました