柊の木の根元に埋めたのも
風化してしまうものなの
魅入られたのは私が先でした
用意されていたのだとしても

いつまで繰り返したら
結び直せるの
斜めに揺れる風鈴
痩せこけた百日紅が咲いた

ここの月は朧 真昼にさえ赤く 朝な夕なに心狂わせ
遠き時にはぐれ 巡り合えぬ想い 幾度も生まれ変わる 貴方を探して


飛躍してく命のかけらたち
線の上に散らばってく
満願にも届かないままなら
送り遅れ消え去り行くから

蝶のように羽広げ
啓示さえも無く
概念など脱ぎ捨てて
静けさの彼方へと行きたい

上天へと心 季節はずれの華 咲くに散らすに明日を占い
こうなれば彷徨い 巡り合えぬ二人 それでも忘れられず 貴方を求めて


恒河沙(ごうがしゃ)の最果て 何度繰り返せば
阿僧祇(あそうぎ)にはまだ 辿り着かなくても
那由多(なゆた)ほどの時に 流されても今も
不可思議に揺れる 貴方の面影


無量に千切られて 時の狭間に堕ち 千代に八千代に愛を募らせ
無限なる空隙 あるがままの記憶 それでもそれでもまだ どうして会えない

無常に契られて 途切れずの五月雨 朝な夕なに心狂わせ
夢幻たる空劇 重ならぬ恋人 いつかは巡り合える それだけ信じて 

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

久遠(採用いただきました)

jooziさんの歌詞募集作品
http://piapro.jp/t/-Kny
に採用いただきました。ありがとうございます!

どこと無く和風な雰囲気と壮大なイメージを感じたので、転生しつつ巡り合えない恋人を求める気持ち的な設定を作ってみました。

その長い年月をあらわす目的で、行ごとの頭文字を
「ひふみよ・・・とお」から「百、千、万・・・無限」と数字の単位になるように作ってみるという、言われなければわからないギミックを搭載(笑)。

聞く人には関係ないですが。自己満足。

とにかく楽しませていただきました。

閲覧数:206

投稿日:2018/03/25 20:02:46

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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  • 夢芽

    夢芽

    ご意見・ご感想

    おっと…いつの間に!!!
    ☆゜+.゜ヽ(*゜∀゜)乂(゜∀゜*)ノ゜+.゜☆才×デト

    それにしてもホントいろんな言葉を知っているのね…
    すっg……おっと、すごいわ…
    これだけ誰かに想われてみたいものわ……私も…ふふ♪

    数字のリドル……気づけない…かった!!
    ラストの“夢、む”に個人的愛着…ん~いいですね~☆ミ

    2018/03/27 08:28:41

    • さく

      さく

      まさに夢芽さんのお株を奪うような重さと切なさ(笑)。
      曲のおかげですぐに雰囲気はつかんだんですけど、そこからが結構大変だったかな。
      それでも、いい歌になっておりますので、聴いてくださいませ。

      2018/03/27 13:22:48

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