誰かが後ろにいる　俺は無視して走ったわけで
ついてこないなど保証は無かった　俺は人ゴミ掻き分け全力で・・・
明日も誰かがついてくる　同一人物かはわからないけど
今も部屋にいる気すらしている　君は誰？ぼくは誰？
俺の後ろの人が　俺をじっと見ている
俺は振り返らずに　ただその時を待ち続け　はやく

「もう大丈夫だよ。怖くないよ。」
誰かがそう言ってくれたけど　今も俺は怯えているわけで
大丈夫君が触れてくれれば　俺はもう大丈夫だから

六センチ未満の俺の心　君が触れた瞬間に
君の心に深く深く刺さっていくよ
俺の後ろの人が　俺に触れる
俺は振り返らずに　ただ心を深く深く　刺した

（銃刀法違反とか軽犯罪法に触れない程度の六センチ未満の武器で、後の人を刺すよ。名も知らぬあなたを。正当防衛になるように俺に触れるまで待った。刺した後振り返るとそこには――――――・・・。昔の幼馴染かなにか。）