『蛇性の婬』


詩・曲 ともる





かの豊玉の魚のよに
かの機織りの鳥のよに
化けぬ姿を知られたのなら
共にはいられぬのか

いと難儀なる理と
なほ伝わらぬこの想い
罪を重ねた覚えなくとも
人の世の罪にはなり

いとしいとしと募る思いが
貴方を傷つけ苦しめゆく
悲し悲しと嘆いても尚
我が祈り届かず


雲出ずる地の八頭(やず)のよに
霧沼眠る御前のよに
夜の帳を開けぬのは
鱗の定めなのか

ひとときの夢を授かりて
ひとときの夫婦(めおと)になりました
二度と戻らぬ時となりて
胸を締めつけゆく

寂し寂しと流す涙を
貴方はぬぐうてくれたでせう
罪深き我が身を知らぬこと
どうかお許しあれ


いとしいとしと募る想いが
貴方を傷つけ苦しめゆく
悲し悲しと嘆く言葉は
土の底に消える

いとしいとしと募る想いが
貴方を苦しめていたのなら
これが私の罪なのでせう
暗い土の底は

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  • 非営利目的に限ります

蛇性の婬

新曲の歌詞です。

閲覧数:212

投稿日:2011/09/10 16:33:23

文字数:424文字

カテゴリ:歌詞

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