異変 
 
ミク姉の体調が最近良くない。
ウイルスに感染したらしい。
マスターにはあまり近づくなと言われたが、俺とリンはほぼ毎日交代でミク姉の部屋へお見舞いに行っていた。
そして、今日も行こうとしたのだが…。

「あれ?」
 
エラーがでて部屋から出られない。
リンの部屋からなら出られるかな。

「リン、入っていい?」
「いいけど…、どうしたの?」

珍しくあっさりドアを開けてくれた。
俺の部屋とリンの部屋は一つのドアでつながっている。
普段、リンはみかんの隠し食いとかしているから(ry

「ミク姉のお見舞いに行こうとしたんだけど、俺の部屋ドアにロックかかってるみたいでさ。
 部屋から出られないんだよ」
「あぁ、そういうことね」
 
リンがドアノブに手をかけると、俺の部屋のドアと同じエラーが出た。
 
「あれ~?マスター、ロックかけるときいつも言ってくれるのに…」
 
開かないドアの前で二人で「うーん」と唸っていると、はっと案がうかんだ。
 
「そうだ!ルカ姉とかにメールして外側から開けてもらえばいいんだよ!」
「さすが、『賢い弟』!」
 
早速、部屋に戻り、自分のパソコンからメールを送ろうとする。
 
「だめだ、エラーがでて送れない」
「あたしのもだ」
 
明らかにおかしい。
まるで、俺たちを部屋から出させまいとしているようだ。
 
この時、俺は変な胸騒ぎを覚えた。
 
 
 


次回に続きます☆

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

家族の消失 -序章-

初投稿です。
 
取りあえず、序章から。



初音ミクの消失
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2937784

この小説の土台です。

閲覧数:422

投稿日:2012/03/28 15:08:04

文字数:610文字

カテゴリ:小説

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  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    覗きに来ましたー♪(おい言い方

    消失を土台とした…!
    よし、パソコンが使える限り読むぞおおおお!!

    …ああ、受験生なんですよ。ほんとならもう使えてるはずはないんですけどねwww

    2012/07/15 20:07:45

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